歴史教育とは、国民の憎しみを増大させる為のものではない。

「歴史を学ばない民族に未来はない」
正直名言であると思う。正しい意味を理解しているならばだが。。。

歴史に学ぶとは、当時の世界情勢、国内情勢、経済状況等を如何に正確に情報収集し分析し、結果に至ったかを知る事。それにより、同じ過ちを繰り返さない為に歴史を学び、教訓を得る事だ。

まず日本だが、当時世界に帝国主義が吹き荒れる中、アジアは日本と朝鮮半島を除き、殆どの国は欧米の植民地となった。資源の無い日本が帝国主義に走ったのも、当時の世界情勢を鑑みれば当然の事だっただろう。日本はアメリカから石油の輸出を止められ、戦争への道を選んでしまった。軍部の暴走とは言え、それはあくまで日本人が選んだ道。勝てないと最初から軍部もわかった上で戦争を仕掛けてしまった。元々日米は同じ民主主義国であり共通の敵は共産主義であった。日本が辛抱強く交渉を続け、屈辱的な譲歩していれば戦争にはならなかっただろう。だが現在の日本を作ったのは敗戦があったからともいえる。日本は過去の戦争を教訓に国を発展させ、現在の日本を作った。歴史の教訓を生かしたと言っていいだろう。

韓国と言えばやはり他国に併合された事が重要なのだろう。「日本に酷いことをされた」といったものは何の教訓にもならない。大事なことは、「何故朝鮮半島が併合されたか」という事だろう。当時の朝鮮は、日本か中国かロシアか欧米か、いずれかの植民地になるしかない状況だった。当時の欧米の植民地政策は苛烈なものだった。イギリスの植民地にされ、アヘンまみれにされた中国をみれば一目瞭然だろう。では日本に併合を望んだ朝鮮王朝は間違った判断をしたのか？そうは思わない。日本に併合され、共に欧米の植民地支配、帝国主義に対抗する。至極真っ当な判断だろう。
では何が問題だったのか。当時朝鮮国が植民地か併合かしか選択肢がなかった状況を作った事が問題なのだ。

現在朝鮮は分断され敵対関係にあり、韓国は周辺諸国との関係はも悪く、同じ民主主義国の日米の関係は最悪だ。新たな帝国主義ともいえる、中国の台頭を前にして、韓国人は本当に歴史を学んでいると言えるのか。
韓国人に必要な事は、自問自答し、韓国の未来にとって何が一番重要なのかを真剣に考えることから始めるべきだろう。歴史は再び同じ過ちを繰り返さない為に学ぶものだ。