第一次朝鮮戦争は南北融和ムードのなかで突如として起きています。 融和ムードとは裏腹に南北とも互いに固い信頼関係にあった訳ではなく、むしろ腹の探り合いがあり不安定なものでした。 そんななか、旧ソ連から北鮮にもたらされた情報が本物だったのかは議論の余地がありますが、南鮮の裏切りを告げられた北鮮はソウルに奇襲攻撃を仕掛けました。
で、現在はというと、やはり南北融和ムードが醸成されるなかで腹の探り合いといったところでしょう。 北鮮は米朝会談で交わされた約束事を完全履行することなく経済制裁解除を無心しながら、いっぽうで核兵器開発を継続しています。これに米国はややキレ気味になってきています。
さらに悪いことに米中貿易戦争です。 超二大大国の覇権争いはいずれ激しくぶつかり合う運命にあり、朝鮮半島はその代理戦争の場として利用される可能性が高いのです。 北鮮は中国にすり寄り対米交渉をすこしでも有利にしたいという思惑があり、中国は中国で北鮮をうまく利用することで米軍の中国本土への攻撃を回避させることを考えている。 これまでの朝鮮半島の歴史を見れば、つねに半島内の紛争に周辺国を巻き込んでいる経歴があり、ごく近い将来に再び核廃棄外交の行き詰まりで戦争になるでしょう。
第二次朝鮮戦争は不可避か❓
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