格上げ続きの豪印
豪州とインドは、もとより日本と「基本的価値を共有」する関係にある。両国は日本が進める「自由で開かれたインド太平洋戦略」の中核パートナーであり、近年では安全保障など戦略的な利益の共有も強調するようになってきた。
豪州は15年版で「基本的価値を共有する重要なアジア大洋州地域のパートナー」とした。17年版で「地域の政治・安全保障上の問題について多くの問題意識を共有」が加わり、21年版から「基本的価値と戦略的利益を共有する」に格上げした。最近は「特別な関係」(27、28年版)、「特別な戦略的パートナーシップ」(29、30年版)との表現が冠される。
インドは19年版で「基本的な価値を共有する重要なパートナー」となり、24年版から戦略的な利益の共有も併記。26年版からは「最も可能性を秘めた2国間関係」と位置づけている。
国交なくても「大切な友人」台湾
そっけない書きぶりから、親しみのこもった表現へと変化したのが台湾だ。昭和47年の日中国交正常化で、日本が中国を「唯一の合法政府」と承認したことに伴い日台は断交。以降、日本政府は台湾を「地域」として扱い、交流は民間団体を窓口に行われている
近年、日韓関係の冷却化進むの早すぎて見逃してた。韓国は「重要な隣国」消えた ついに「格下げ」
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