おりがみ
折り紙(おりがみ、折紙)とは、紙を折って動植物や生活道具などの形
を作る日本伝統の遊びである。また、折り上げられた作品そのものや、
折り紙用に作られた正方形の専用紙、千代紙などのことを指す。
折紙礼法、折形(おりがた、おりかた)礼法は、広く普及した折り紙
(おりがみ)の源流である和紙を手づから折り目正しく折り、物を心
を込めて包み渡す室町時代以降600年以上の歴史を持つ日本の由緒正
しき礼法の1つ。本来はこの折形礼法が折紙といわれていた。
遊戯折紙遊びが広く普及したのは江戸初期
1797年(寛政9年)に出版された『秘傳千羽鶴折形』は、49種の折鶴を
紹介している。
他に『嬉遊笑覧』、『折形仮名手本忠臣蔵』などがあり当時約70種程度
の折り紙があったことがうかがえる。
千代紙
正方形の日本の伝統的な紋や模様が入っているものを指す場合が多く、
特に和紙で作られたものを千代紙と呼ぶ。
「千代紙」という呼称は、千代姫という女性名から採ったとも、
千代田城とも呼ばれた江戸城の大奥で好まれたからともいわれる。
贈り物の包装紙として用いられた絵奉書(祝儀用書簡)が、木版摺り
の技術と結びついて量産化されるようになったものである。
武家の女性は贈り物や菓子を包むことに千代紙を使った。
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