- 過去に一応スレッドあるようですがが、特定の論点についてのものです。ここでは作家司馬についてとくに論点を限定せず議論したい。といっても日韓含む近現代史が中心になるべきだろう。そんなわけで日韓に関して気になる論点を自分で持ち込んでおく。以下は完全な引用だが 
 作家としては有能ですが、思想家としては驚くべく幼稚な歴史認識の方のようです、少なくとも朝鮮半島に関しては。以下、司馬遼太郎『「昭和」という国家』(NHK出版1998年)より抜粋
 P52
 われわれはいまだに朝鮮半島の友人たちと話をしていて、常に引け目を感じますね。これは堂々たる数千年の文化を持った、そして数千年も独立してきた国をですね、平然と併合してしまった。併合という形で、相手の国家を奪ってしまった。こういう愚劣なことが日露戦争の後で起こるわけであります。
 「韓国自身、どうにもならない。李王朝はすでに五百年もつづいており、その秩序は老化しきっているため、韓国自身の意思と力でみずからの運命をきりひらく能力は皆無といってよかった」 (第二分冊、50ページ)
 なんだか、支離滅裂で・・・・そのつど気分と思いつきで口走っているのではないかとさえ疑われるほど。「面白い物語の作り手」としては端倪すべからざる才能の持ち主ですが、その歴史認識はおそるべき幼さで「司馬史観」とか司馬の「世界観」などというごとき大仰な批評の対象にするのは滑稽
 引用終了http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/ee1680a8a1eca612c0277b6211f6edee
 司馬については一家言ある人多いと思うのでぜひよろしく
- 当時の北朝鮮はベールに包まれて、地上の楽園とメディアで喝采された。 
 北朝鮮から流れて来る映像だけを信じ、メディアも左翼もチェチェ思想は素晴らしいと宣伝した。
 当然、作家達もそれを支持して北朝鮮崇拝の小説を書き始める。
 韓国もその時期は共産主義が素晴らしい物だと、文化人達は言っていただろ?
 それと同じ事が日本でも起きていたんだよ。
- >>49 
 それは、時代小説
 wiki 歴史小説
 歴史小説と時代小説
 歴史小説は、主要な登場人物が歴史上実在した人物で、主要な部分はほぼ史実の通りに進められる。著者がその主人公の生き方や思想に感動したことによって物語が生まれ、主人公の行動あるいは言動に、著者が訴えたいモチーフが込められており、歴史を題材とした評論的な趣が強い。山岡荘八の『徳川家康』や丹羽文雄の『親鸞』、『蓮如』などは典型的な歴史小説といえる。
 これに対して時代小説は、『銭形平次 捕物控』のように架空の人物を登場させるか、実在の人物を使っても史実と違った展開をする。
- >>36 
 >私の考えではあなたの左翼作家たちの評価値低いのは
 >政治的見解が違うことに評価下げると思われている
 ”小説”の評価など自分で決めればいい。
 他人の意見など
 まして読んでもいない人の意見など全く気にしなくてもいい
 ”小説”が面白いから読んでいるのでなく、親日(あるいは反日)ために読んでいるなら別だけどね
 そもそも、他人と価値観を合わせ無ければならない理由などない。
- >>56 
 『併合という形で、相手の国家を奪ってしまった。』
 だけど、
 『韓国自身の意思と力でみずからの運命をきりひらく能力は皆無』
 なのだから、仕方ないよね。
 ほら、別に問題ないです。
 そもそも、世の中は矛盾だらけ
 例えば、『保育所造れ』『だけど家の近所はいや』相反する正義などいくらでもある。
 むしろ、そう言うものを取り上げる文学も多いですね。
 勧善懲悪のアメコミみたいな小説の方がお好きですか?
 >まともに訳されてない中で、川端と大江の名前があるのでね。しかし、三文小説家の名前をよくご存じなようで尊敬するよ
 知ったかぶり君は、知りもしないのに
 ①『列挙された作家の名前はあんま政治の左右は関係ない感じだけどね』
 などと答えているから恥ずかしいのですねー
 それで次は
 ②『三文小説家の名前をよくご存じなようで尊敬するよ』
 と恥の上塗り
 ついでに、①と②は、『見解が真っ向反対のこと書いてあるの。誠意がない』ということですねー
- そういえば司馬先生って朱元璋を小説家しようとしなかったのは何故何だろうな? 
 底辺からの成り上がりなら既に斎藤道三主人公にした「国盗り物語」書いてるのに
- >>62 
 ~したのは何故だろう なら意味のある話題だけど
 ~しなかったのは何故だろう ってのは 意味がある話題とは思えんが
- 司馬遼太郎は日本人が「こうありたい」と密かに想い描く理想像を小説の主人公に被せるのが上手だよね。 
 このスレ的には、これが正しい実話に基づいたフィクションのやり方だってのを韓国人に理解して欲しいね。
- >>70 
 べつに、過去のノンフィクションを弄りまくって 妄想したって良いじゃないか?
 …なんで、そんなに怒ってるの?
 牛乳飲めよ。
 カルシウムが足りないぞ(笑)。
- 映画「関ヶ原」は観に行きたいな。 
- >>67 
 仏壇か奉安殿みたいな意味ではないかね。ちなみに積弊は一応一発で変換に出るようだが
- >>72 
 作家として真面目に取材活動をしたがために、フィクションを書くのが許せないということ?
 司馬はフィクションを書くために、そのフィクションにリアリティーを出すために取材をしているんだけど?
 司馬は作家としての領域をはみ出したとは思わない。司馬史観なんて読み手側のリテラシーの問題だよ。
 時代的にリテラシーを期待しにくい状況ゆえに司馬史観が独り歩きしたのは事実だろうが、それは司馬の責任ではない。
 第一現代でも司馬史観の何が正しくて、何が誤りかなんて割りきれるものではないだろう。
- >>65 
 日露戦争より10年遅い第一次大戦のヴェルダン戦では、独仏両軍合わせて70万人以上の死傷者を出してる。これはほぼ最悪のケースとはいえ、当時の要塞戦ではこんなものだったのだろう。だから、当時の第三軍首脳部がとりわけ無能だったということはない。最近の研究によると、児玉源太郎の影響もそれほど大きくはなかったようなので、司馬による決めつけは必ずしも正確ではなかったということのようだ。
 でもね、結局は小説なのであって、研究論文ではないのだから、乃木、伊地知両将軍には迷惑だろうけど、そんなものとして読めばいいこと。所詮はフィクションだからね。
- >>1 
 ちなみに松本健一の三島由紀夫と司馬遼太郎とかいう本には、司馬の質問に答えた司令官だかの、戦車で子供を轢け、とかいうのも創作ではないか、と書いてたな。小説ではないし、本当ならしょうもない話
- 竜馬がいくで竹島の事を記述してたのが疑問だった 
 長崎から舟で岩崎与太郎がいくんだけど
 朝鮮人の炭焼き小屋が有った
 カワウソの皮を干して有った
 みたいな感じ、記憶が曖昧
 岩崎は火を点けて帰るんだけど本当の話かよって思ったなぁ
- >>74 
 「関ヶ原」も、最近の研究ではまったく違う。
 司馬遼太郎の「関ヶ原」は、明治の参謀本部が近代戦を投影して作り上げたファンタジーが元になっている。
 戦国時代はああいうナポレオンの会戦のような戦い方はしなかった。
 そもそも合戦の場所は関ヶ原ではなかったし。
- 司馬遼太郎の歴史観に関しては、左派、右派の研究者共に批判されている事が多い。 
 が、小説と見れば、坂の上の雲なんか面白かったね。
 読みやすかったよ。
 只、昭和の歴史小説なら阿川弘之の海軍提督三部作、特に米内光政が個人的には良いと思う。
 海軍で大尉まで勤め上げたから、臨場感に溢れています。
 が、私も歴史小説と史実は混同すべきではないと思う。
 歴史小説にはどこが史実に基づいていて、どこがフィクションかは一々注意書きが書いてある訳ではないからね。
 ところで、最近の小説家の人気としては、司馬遼太郎は40代以上の男性に根強い人気がありますが、
 若い人や女性には東野圭吾が一番人気です。(どこかのテレビ番組で性別・年代別アンケートをしていた)
 個人的には最近、池井戸潤がコンスタントに人気があるなぁと見ているけど。
- >>1 
 小説家だから、ストーリー上の上げ下げとかで切り口を変えるのが当たり前なんだろうね。
 歴史は素材程度なんじゃないのかなぁ。
 司馬遼太郎がどうこうではなく、司馬遼太郎のアウトプットを歴史として取り上げる事が問題なんだよね。
- >>1 
 ところで、司馬は慰安婦問題の真偽にも口出さなかったな。日露戦争までを評価しただけで保守的な作家に分類されるんだから、つくづく本多勝一や朝日の影響は大きいよ
- 司馬遼太郎が史実家として評価されるなら、 
 【キリスト戸来説】や【源義経チンギス・ハン説】も、史実とされなければならないだろう。
 www
- 良くも悪くも司馬史観が史実のように独り歩きするまでの影響力を持ったことが 
 問題と言えば問題。まあ他者の批判を許さないくらいの詳細な裏付けの上につくられた
 小説ではあるけどね。
 個別には、司馬の乃木希典への評価は手厳しすぎると思っている。
- 司馬:『フィクションだって言ってんだろ!!』 
- 批判は容易いけど彼が居なくて歴史に興味を持ったか?と言う 
 歴史上の人物に対してフィクション的な性格付けをしていない年表で興味を持ったか?と言う
- 司馬遼太郎に直接関係する話ではないが、とある作品に司馬遼太郎のような兵隊上がりで自虐史観に染まった人間を想定したような件がある。 
 ジョーカー・ゲームの中に、こういうセリフがある。
 スパイ養成機関に監視役として派遣された佐久間に対して、結城中佐が尋ねる。
 自分がスパイであったとして敵地で捕まった場合どうするかと。
 すると佐久間は、敵をコロすか自決する、自決すれば向こう(おそらくは靖国)で会えると答える。
 その時、三好という訓練生は、佐久間に対してこう言う。
 「ドートロジー、見事な鰯の頭です。 よく仕込んだものですが。 新興宗教と同じですよ。 閉鎖集団を離れては、とても長くもたない観念です」と評価します。
 そして神永という訓練生は、三好の意見を支持したうえで・・・
 「例えば日本が戦争に負けた場合、たちまち全く反対のことを、容易かつ同程度に信じることになるでしょう」
 と、佐久間の考え方の甘さを指摘します。
 おそらく司馬遼太郎も、戦時中は兵士としての教育をしっかり受けたのかもしれませんが、佐久間のように日本の敗戦で信じていたものを失い、さらにGHQのWGIPで、すっかり染まったのでしょう。
 共に戦った仲間たちの誇りまで踏みにじる司馬遼太郎は、たとえ本が売れているとしても尊敬などできない人物だと思っています。
- 私は好きですよ司馬遼太郎。 
 誰しも自分の経験からは逃れられないもので、彼も陸軍時代の経験からか、山県有朋や乃木等の陸軍の権威になった人物には辛口になります。
 多分、単純に嫌いだったんでしょう(笑)
 彼は人物を好きにならないと上手く書けません。筆が乗らないというやつでしょう。
 「翔ぶがごとく」でも、桐野利秋や村田新八等、物語の核になりそうな人物を模索していたようですが、あんまり好きになれる人がいなかったのでしょう、すぐに扱いがぞんざいになって新しい人物を軸に物語を進めています。
 家康嫌いの彼が書く『覇王の家』も、家康を好きになろうとしてやっぱり好きになれなくて淡々と終わらせてしまった感じがあります。
 そういう人間臭いところも司馬遼太郎の魅力だと思いますね。
- 司馬遼太郎が、朝鮮や中国に甘いという意見がたまにありますが、彼の読者には韓国人や中国人等、海外にリアルタイムでたくさんいたことを忘れてはいけません。 
 お客さんあっての作家です。
 それでも、よく読めば韓国人の概念的すぎる歴史認識を(やんわり)批判したり、晩年の『台湾紀行』での中国への考えなど、単なる親韓、親中ではない面が見られます。
 時代の中で相応に左翼知識も持っていたでしょうけども、特に左寄りというのはかわいそうに思いますね。
 左翼界隈からは反動作家と呼ばれ(笑)、人気者はつらいということでしょう。
- どう思う?で 
 作品によってノリが違う
 請け負い仕事だったり
 途中でヒロイン変えたり
 設定忘れたり
 最後は飽きて適当に終わらせたり
- 96名無し2018/01/23(Tue) 22:47:30(1/1) このレスは削除されています 
- >>1 
 司馬でなく、代わりに山本七平が長生きしてたら慰安婦問題でも果敢に論陣を張っていたはずだ、と思うと残念でならん
- 司馬ってさ、軍隊で虐められたんだろ 
 理屈っぽくて、頭でっかちのインテリ大阪人
 軍隊でトラウマ背負って、ガチガチのアンチ軍国主義に
 それはそれで、その世代の印象ではあるんだろう
- ところで保坂とか半藤ってのも慰安婦論争には絡まんよな。少しでも大日本帝国を擁護したくないのか、韓国人に極右呼ばわりされたくないのか 
- 司馬遼太郎は軍隊嫌いと言われてるけど、旧陸軍の懇親会みたいなものには毎年顔をだしていたみたいだし、そこで「天皇に戦争責任あり」とうそぶいた老人に反論したりしている。 
 慰安婦問題などに直接口を出したりはしなかったが、エッセイで、終戦時に将校が物資の缶詰を持ち逃げしたことで大騒ぎになったエピソードを語って、残虐苛烈なイメージだけで語られる旧軍の実際の清廉さを暗に示したりしている。
 単純な反戦家ではないし、ましてや左翼ではなかったんだよ。
司馬遼太郎についてどう思う?
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