大阪市は1日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の抑止を定めた条例に基づき、ヘイトスピーチに当たると認定したデモや街宣活動の動画3件について、表現内容の概要や動画投稿サイト上の投稿者名を公表した。
表現内容や投稿者名の公表は昨年7月の条例施行後、初めて。
表現内容には差別的、不適切な表現も含まれているが、市は有識者でつくる審査会からの答申を踏まえ、公表することで市民の理解や人権意識の向上につながると判断した。
市によると、3件はいずれも平成25年に市内で行われたデモ・街宣を撮影した動画。
「害悪朝鮮人を日本から叩きだせー」「ころせ、ころせ、朝鮮人」などの発言が繰り返されている。動画は現在いずれも削除されている。
ただ、3件は投稿者の実名は特定できておらず、サイト上の投稿者名の公表にとどまった。
吉村洋文市長はこうした匿名性に対する方策についても審査会に諮問している。
また市は1日、平成25年に市内で行われたデモを撮影し、動画投稿サイトに投稿された別の動画1件を新たにヘイトスピーチに該当すると認定した。
吉村市長は、今後、国に対してもヘイトスピーチの規制を働きかけたいとしています。
http://www.sankei.com/west/news/170601/wst1706010075-n1.html
http://www.mbs.jp/news/kansai/20170601/00000055.shtml
ヘイトスピーチ初認定 投稿者名公表
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