3年ほど前に「韓国には人糞を材料とするトンスルという酒がある」というニュースが報じられ、日本のみならず韓国にも大きな衝撃を与えた。しかし韓国のメディアやインターネットユーザーらは「昔はあったかもしれない。でも今は存在しない」として、トンスルの存在を認めなかった。
・トンスルは現在も作られて販売されている
材料に人糞が使われているため、食品として抵抗があるのは当然だ。しかし「伝統」という視点から考えると、韓国はトンスルの存在を恥ずかしいと思う必要はない。当編集部は、韓国国内で徹底的にトンスルを探した。そしてついに、トンスルを発見することができた。
・トンスルは店で売っていない
半年間に及ぶ徹底調査により、韓国でトンスルが販売されていることを確認。店では販売されておらず、事前に注文をして「トンスル販売員から直接買う」というかたちでトンスルを入手できるという。
・バイヤーとの会話
男性アニョハセヨ!
記者ABアニョハセヨ!
あ、これ、2本。7万ウォン。
記者B7万ウォンだそうです。
記者A7万ウォン。
~茶色いトンスルを手渡される~
く
記者B私も家で作れますか?
男性(自宅で個人が)作るのは難しいです。
男性材料はうちの子のウンコを250度の電気オーブンで30分焼かないといけないんですよ。そうするとその臭いが……。いくら赤ちゃんのウンコだといっても家でやると臭いがすごく出ます。きっと(あなたが自宅で作ると)隣家が嫌がるでしょう。そして、それを酒に漬けて、少なくとも2カ月以上経たないと飲めません。少なくとも2カ月ですよ。
記者B韓薬も入っているんですよね?
男性韓薬もたくさん入ってます。秦皮(?)、ホンア、猫も入ります。猫はすごく良いんですよ。
記者Bえ? 猫? どこの部分ですか?
男性骨です。骨ですよ。
記者Bえええ!? 骨を……? 昔から?
男性そうそう、昔からの方法です。
・人糞だけでなく猫の骨も
手渡されたトンスルはブランデーのような色をしており、にごりはなかった。トンスルのもとにした酒は焼酎。人糞だけでなく、猫の骨も入っているという事実に驚いたが、これも韓国に代々伝わる伝統的なレシピに基づくトンスルの製法なのだろう。
韓国伝統のトンスル(人糞酒)には猫も入っている
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