【社説】韓米同盟の危機に韓国は賢明に対処できるのか 2017/05/02 08:57

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    • 1名無し2017/05/02(Tue) 09:34:38ID:QxMjc1MjI(1/5)NG報告

       「THAAD配備で韓国は10億ドル(現在のレートで約1118億円。以下同じ)負担すべき」というトランプ大統領の発言について釈明したホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が、わずか一日で、THAADの費用問題について再交渉が必要という意向を明らかにした。マクマスター補佐官は1日(韓国時間)、「THAADに関すること、われわれの同盟防衛に関することは、ほかの全ての同盟国と同じく再交渉することになるだろう」と発言した。とりあえず、米国大統領の発言をブレーンが覆すことはできないところから出てきた、通常の修辞とみられるものではあるが、この騒動が思わしくない形で続いていること自体、非常に由々しきことと言わずにはいられない。

       マクマスター補佐官は特に、同盟に関する重要な内容を全て再交渉する可能性を示唆した。2019年から適用される5年単位の在韓米軍防衛費分担交渉が、これまでとは違う形で進むこともあり得るという意味だ。現在は、韓国が毎年1兆ウォン(現在のレートで約978億円)近い額を分担している。米国側が増額を要求してきたら、韓国国内からは「THAADの費用をこういう形で受け取ろうとしている」と反発が起こるだろう。韓国の新政権は、これが交渉の政治問題にまで膨れ上がることを厭わない可能性がある。この場合、トランプ大統領はどこで弾けるか予想がつかない。

       現在およそ2万8000人いる在韓米軍の規模を全面的に再調整したり、在韓米軍を事実上在日米軍の下位概念へと格下げして運用しようとするケースも念頭に置いておくべきかもしれない。最悪の場合、ワシントンでは在韓米軍の撤収論が登場することもあり得る。

       不幸にも現今の安全保障上の危機は、北朝鮮のみに由来するものではない。韓国が同盟国と信じて頼ってきた国から、思いもよらない形で危機がもたらされるかもしれず、その危機に韓国が賢明に対処できない可能性はこれまでになく高い、というのが実情だ。

      朝鮮日報
      http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2017050200574

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