米アップルが独自に構築した高解像度の衛星地図サービスで、韓国の国家一級保安施設である青瓦台(大統領府)の建物全体が無修正で公開されていることが明らかになった。地図データの国外持ち出しを政府に求めているアップルが、既に敏感な情報を露出させている点に、国内では安全保障上の重大な懸念が広がっている。
アップルは昨年12月、iOS 26.2へのアップデートにより衛星地図の表示範囲と解像度を大幅に向上させた。その結果、同社の地図アプリで「青瓦台」を検索すると、本館や周辺施設が詳細に表示されるようになった。車両の位置まで確認できるほどの精度だ。
一方、ネイバー地図やカカオマップでは、同じ場所を検索しても青瓦台は表示されない。政府の要請により、保安施設の画像や情報は意図的に隠されているからだ。
韓国の主要地図サービス企業(ネイバー、カカオなど)は、国土交通省傘下の国土地理情報院(国支院)から提供を受ける1:5000縮尺の高精度地図および解像度2m級の衛星画像を利用している。国支院が第1次の保安処理(ぼかし・マスキング)を施し、企業側が状況に応じて第2次の追加処理を施す仕組みだ。
大統領執務室が龍山に移転したのち、青瓦台の一般公開が中止されると、これらの企業は検索結果や地図画像そのものの表示を遮断する措置を取った。
一方で、アップルやグーグルなどの海外企業は、衛星地図を独自に構築しており、韓国政府が定めた保安処理の義務を負わない。
アップルは韓国国内でティーマップモビリティ社と提携し、高精度地図データを購入して地図サービスを提供しているが、衛星地図については外部企業から独自に入手し、自社で管理している。
つまり、仮に韓国政府がアップルやグーグルに地図の国外持ち出しを許可した場合、高精度地図と高解像度の衛星写真が結合され、青瓦台をはじめとする安全保障・軍事施設の詳細情報が露出するリスクが高まることになる。
news1/
米アップル、韓国大統領府の衛星写真を無修正で公開…安全保障施設をそのまま表示
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