日本駐在の中国総領事が、台湾を擁護する発言をした日本の新首相の斬首をちらつかせると脅迫し、東京で激しい怒りを引き起こし、地域大国間の緊張の高まりを浮き彫りにした。
先月就任した高市早苗首相は金曜日、国会委員会において、中国による台湾封鎖は日本にとって「存立危機事態」を引き起こす可能性があり、自衛隊の派遣を余儀なくされる可能性があると述べた。民主的に統治されている台湾は、日本の領土からわずか60マイル(約97キロメートル)しか離れていない。
大阪駐在の中国総領事、薛建氏は日曜日、現在は削除されているXの投稿で反撃した。「勝手に割り込んできたあの汚らしい首――迷わず切り落とすしかない。その覚悟はできているか?」
日本政府はこの発言を非難し、木原稔官房長官は「極めて不適切」と述べ、北京に正式に抗議したことを確認した。木原官房長官は、薛氏が過去に「複数回」扇動的な発言を行ってきたと述べ、中国に対し懲戒処分を求めた。
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大阪駐在の中国総領事、薛建氏が大阪で講演
大阪駐在の中国総領事、薛建氏が高市早苗首相の首を切ると脅迫した。 (共同通信/ロイター通信経由)
中国はむしろ、外交官を擁護する姿勢を見せた。外務省の林建報道官は月曜日、記者団に対し、薛氏の発言は高市氏の「不当かつ危険な」発言に対する反応であり、台湾に対する中国の立場を誤って伝えていると述べた。林報道官は日本が「歴史的責任を直視することを拒否している」と非難し、日本政府に対し「中国の内政」に干渉しないよう警告した。
高市氏はその後、記者団に対し、発言は「仮定のものだ」とし、今後は同様の発言を控えると述べた。
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高市早苗首相
高市早苗首相は、中国による台湾侵攻は日本の「存立危機事態」を招くだろうと述べた。 (キム・ギョンフン撮影、AP通信経由)
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