韓国政府がカンボジアの一部地域に渡航中止勧告を発表したことで、アンコール遺跡群がある北西部シエムレアプ州に進出している韓国資本のレストランや旅行会社などが打撃を受けている。クメール・タイムズ(電子版)が4日伝えた。
警報発表後、韓国人旅行者は激減し、観光シーズンに予定されていた両国間のチャーター便はすべてキャンセルされたという。
シエムレアプ州で事業を展開する韓国人投資家は、韓国政府が現実に即して旅行警報のレベルを引き下げるとともに、現地の韓国資本企業や実業家への支援を強化すべきだと訴えている。
先の報道によると、旅行禁止の対象は南部沿岸カンポット州のボコール山地域、ベトナム国境のスバイリエン州バベット、タイ国境のバンテアイメンチェイ州ポイペトで、シエムレアプは含まれていない。
韓国観光公社(KTO)によると、2025年1~7月にカンボジアを訪れた韓国人は前年同期比9%減の10万6,686人だった。一方、同期間にインドネシアを訪れた韓国人旅行者は19%増加した。
【カンボジア】韓国人の飲食店など打撃、渡航中止勧告で[経済]
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