日本で始まり韓国に上陸した「メイドカフェ」が、実質的には風俗店の形態で運営されている。にもかかわらず、青少年の出入りが可能であるため、早急な管理が求められている。
「メイドカフェ」は西洋のメイドをコンセプトに、店員がその衣装を着て客を「ご主人様」と呼びながら応対するカフェ。マンガやアニメを好む人々のサブカルチャー空間とされている。
メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ヤングン記者の取材によると、韓国の店舗ではさまざまな問題点が見つかっている。たとえば、客が料金を支払えば、メイドがステージで歌ったり踊ったりして雰囲気を盛り上げる形式で運営されている。
共に民主党のキム・ナムヒ議員によると、メニューにはカクテルやシャンパンなどの酒類が販売されており、また、店員に歌だけでなく「愛のビンタ」や「愛のムチ打ち」といった行為にも価格が設定されている。
キム議員は「メイドが客の隣に座ってサービスを提供する形で運営されており、一部の従業員の証言によれば、店主がメイドに露出を要求したり、性的に露骨な服装を強要することもあった」と指摘した。
キム議員がソウル市麻浦区から提出を受けた資料によると、2025年9月10日時点で営業中の計19店舗のうち、14店舗で「ライブショー」などが開かれていた。
問題はこれだけではない。麻浦区で営業中のメイドカフェ19店舗のうち、17店舗が「一般飲食店」、2店舗が「休憩飲食店」として登録されている。「一般飲食店」として登録されているため、青少年の出入りが可能だ。
キム議員は「酒類と遊興的要素が結びついた環境に青少年がそのまま晒されている。一般飲食店として登録されているため、民生回復消費クーポンの使用も可能である」と批判した。
ライブショーが開催されているメイドカフェのうち4店舗は、小学校や中学校の境界から200メートル以内にあるという。
キム議員によると、一部のカフェのSNS公式アカウントでは、性的なメイド衣装の写真が宣伝物として使われているという。キム議員は「児童・青少年が自由に出入りできる店舗で、青少年に有害な環境や性の商品化など、複合的な問題が発生している」と批判した。
韓国に上陸した日本の「メイドカフェ」…「実質的には風俗店?」でも青少年の出入り可
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