「三権分立」→「三権序列」 韓国社会に忍び寄る人民民主主義の影

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    • 1名無し2025/10/07(Tue) 10:37:58ID:U3MjMwODQ(1/1)NG報告

       自由民主主義的価値を空気のように当然と考えてきた韓国人にとって、李在明大統領の憲法認識はなじみがなく、意外なもので、当惑してしまう。
      9月11日の記者会見で李大統領は、国家権力には「序列がある」と言った。三権は同等ではなく、選出権力である立法府の序列が行政府・司法府より上だと言った。
      李大統領は、司法は「立法府が設定した構造」に従うべきだとも言った。国会が特定事件の裁判部の構成方式を任意に決めることができる、という意味だと読める発言だ。
      三権分立と司法の独立性に対する通念を覆す、憲法解釈の一大転倒だった。

       権力分立の240年史において、序列の概念は存在したことがない。1787年の米国建国憲法以降、あらゆる民主主義憲法がこの原則を導入したが、立法・司法・行政に優劣の順位を付けた国はなかった。
      三権分立は相互けん制の装置だ。ここに序列を付けて位階構造をつくった瞬間、上位権力が君臨して独走する危険性は避けられなくなる。だから三権を同等に並立させるという、民主主義最高の仕掛けが考案された。
      この「けん制と均衡」のシステムが韓国の民主主義を守ってきたことを毫(ごう)も疑わなかったから、李大統領の認識は生硬だとしか思えなかった。

       「三権序列」は、それ自体、民主主義と両立不可能だ。ところが、この概念を導入した「僭称民主主義」体制がある。中国式の人民民主主義だ。中国憲法は、共産党の支配下に立法・司法・行政を編制するに当たって序列を定めた。

       民主党には、裁判所の独立性を尊重する考えも全くないとみられる。大法院長(最高裁長官)に向かって「そんなに大したものか」と嫌味を言い、「国会が(裁判部の割り当てに)ちょっと関与したいのだが」うんぬんという発言すらためらわない。
      なにか言うたびに「国民の意向」を掲げる民主党の「選出権力優位論」は、暴走に暴走を繰り返している。国会の多数党が思い通りにできるというその傲慢(ごうまん)さからは、どうしても、人民民主主義式の「党主導」体制が連想される。

       民主党が中国モデルをベンチマークしたとは信じたくない。しかし参考にしていようとしていまいと、結果は同じ。権力分立を否定して司法権を政治に隷属させる「人民司法」は、中国を法治・人権の後進国にした。「内乱清算」を掲げる民主党の司法揺さぶりも、同じ道を歩むのだろうかと恐れるばかりだ。

    • 2名無し2025/10/08(Wed) 02:07:46ID:gyMDIzMjk(1/1)NG報告

      中国人 = 朝鮮人
      同じ現象が起きるのは当然のこと。

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