安城橋脚崩落事故は「人災」…検察、業者の現場所長らを起訴

2

    • 1名無し2025/10/02(Thu) 18:25:50ID:UxNDg1MDA(1/1)NG報告

      今年2月に死傷者10人を出した京畿道安城市のソウル―世宗高速道路橋梁崩落事故をめぐり、施工会社である現代エンジニアリング所属の現場所長と下請業者の莊憲産業所属の現場所長らが起訴された。下請業者はマニュアルを順守せず、スクリュージャッキやワイヤーロープなどの転倒防止施設を任意に撤去し、施工会社や発注者はこれを放置するなど検測をおろそかにした結果の「人災」である、というのが検察の判断だ。

      水原地検平沢支庁刑事2部(部長キム・ギョンモク)は2日、業務上過失致死傷および産業安全保健法違反などの容疑で、現代エンジニアリング現場所長A被告と下請会社である莊憲産業の現場所長B被告の2人を拘束起訴した。また同じ容疑等で、発注者である韓国道路公社と元・下請業者関係者7人、法人2社を不拘束起訴した。

      彼らは、2月25日午前、安城市瑞雲面ソウル―世宗高速道路天安~安城区間第9工区の青竜鉄橋建設現場で、ガーダ(橋桁の下に敷く梁の一種)が崩壊し、作業員4人が死亡し6人が負傷した件について、事故予防義務を果たさなかった容疑を受けている。

      青竜鉄橋はソウル方面(上り線265メートル)と世宗方面(下り線275メートル)に分かれた計60基のガーダで構成される高さ55メートルの橋梁だ。検察の調査によれば、この工事に使用されたランチャー(橋梁上部からガーダを吊り上げ・移動・架設する装置)は400トン級で、後方が前方よりも約19トン重かった。青竜鉄橋は一般的な橋梁と異なり、曲線と勾配があり、ランチャーを後方に移動させると重心が後ろに傾く危険性が大きかった。それにもかかわらず、不安定なガーダ上でランチャーを無理に後方へ移動させたことが事故の原因であることが明らかになった。当時、現場には構造検討や作業計画がなく、ワイヤーやスクリュージャッキなどの転倒防止装置を早期に撤去した状態でランチャーの後方移動作業を行うなど、安全規則も守られていなかった。

      検察関係者は「今回の事故は『慣行』という名の下で転倒防止装置を早期撤去するなど安全規則を無視し、下請業者と管理・監督を怠った発注庁および元請の過失が重なって発生した明白な人災」とし「関係者に対し、責任に見合う厳重な刑が言い渡されるよう公訴維持に最善を尽くし、中大災害処罰法違反容疑についても徹底して捜査する」と話した。

レス投稿

画像をタップで並べ替え / 『×』で選択解除