韓国のスターバックスは、プリンターやデスクトップパソコンを持ち込んで店内で仕事をする客が現れていることを受け、「かさばる物品」の持ち込みの自粛を求めている。
客の中には、複数のパソコンやパーテーションを持ち込み、店内に「自分のオフィス空間」を作り出す人もいたとされる。
在宅勤務を選ぶ人が増える中、スターバックスのようなカフェは、気軽に立ち寄れる場所でありながら、仕事をする利用者にも対応するというバランスをどう取るかの模索を続けている。
スターバックスは、ノートパソコン、iPad、携帯電話の使用は歓迎するが、「共有スペースに影響を与え」座席数を制限する物品の持ち込みは控えてほしいとしている。
「カゴンジョク」の増加
スターバックスのこの発表は、韓国社会で議論を呼んでいる「カゴンジョク(カフェで勉強や仕事をする人々)」の増加を背景に行われた。
パンデミック以降、在宅勤務の傾向が強まる中で、カゴンジョクという言葉は否定的な意味合いで使われるようになっている。飲み物を1杯だけ注文して長時間座席を占有する人に対する不満が広がっている。
韓国のソーシャルメディアでは、カゴンジョクは電源もただで使っているといった批判の声も上がっている。
掲示板サイト「レディット」では、あるユーザーが「オフィススペースを借りる余裕がなくて、スターバックスが愚かにも、あの並以下の甘ったるいカフェイン飲料の値段でオフィスの場所を提供してくれるなら、利用すればいい」と投稿している
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy8j5lxjn9lo
プリンターやデスクトップパソコンは持ち込まないで……韓国のスターバックスが客に自粛要請
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