【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は25日、米軍によるイラン核施設攻撃を第2次世界大戦中の広島と長崎への原爆投下になぞらえて正当化し、「戦争を終結させた」と述べた。
トランプ氏はオランダ・ハーグで北大西洋条約機構首脳会議の閉幕に際し、「実際、広島と長崎を見れば、あれも戦争を終結させたことが分かるだろう」「今回の攻撃は別の形で戦争を終わらせたが、あまりにも痛烈だった」と述べた。
トランプ氏は、大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)を用いた米国の攻撃で、中部フォルドゥの地下核施設を「壊滅させた」と執拗(しつよう)に主張している。
米メディアによると、国防総省傘下の国防情報局の初期評価は、米国による攻撃は、イランの核開発計画を数か月後退させたにすぎず、トランプ氏が主張するような完全破壊ではないと結論付けている。
米軍によるイラン核施設攻撃を受け、トランプ氏は12日間続いたイラン・イスラエル紛争の停戦が実現したと発表した。
1945年8月6日、米国は広島にウラン原爆を投下して壊滅的な被害をもたらした。爆発と被爆の影響で同年末までに14万人が死亡した。
米国はその3日後、長崎にプルトニウム原爆を投下。同年末までに、約7万4000人が死亡した。
【翻訳編集】AFPBB News
トランプ氏、日本への原爆投下になぞらえイラン核施設攻撃を正当化「戦争を終結させた」
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