より本質的な問題は、日米安保条約における異常な「片務性」である。アメリカが攻撃されても、日本は「9条がある」「平和主義だから」として、集団的自衛権の行使を拒否できる。すなわち、「守ってほしい、だが自分は動かない」という、世界の軍事史に類を見ない非対称的な同盟である。
安倍元首相が導入した限定的な集団的自衛権も、その内容は極めて抑制的だった。それでも多くの国民が反発し、デモが起き、内閣支持率は10%以上下落した。
台湾有事の可能性が高まり、尖閣や沖縄にも戦火が及ぶリスクが現実味を帯びる今、日本が直面しているのは、「自国を自分で守る意志があるのか?」という根源的な問いである。米国は、自ら血を流す覚悟のない国を本気で守ることはない。ウクライナが示したように、「自ら戦う意志」が支援の前提条件なのだ。
日米安保条約は、1年前に通告すれば破棄可能な条約である。地位協定の不平等や思いやり予算の過大さを批判しながら、「条約破棄」という本質的な議論を避けてきた現在の姿勢は、無責任の極みだ。
ウクライナはNATOに加盟していなかったために侵略された。では日本もNATOに入るべきか?という議論もあるだろう。だが、NATOを含め、どの軍事同盟であっても、日米安保ほど異常な「片務性」が認められている例は存在しない。「守ってもらうが、自分は戦わない」
――そんな構造は人類史上に前例がない。
この構造を正そうとしたのが、石破茂元防衛相の「アジア版NATO」構想だった。地域の集団安全保障という観点からは画期的だったが、国民の無関心と政治の怠慢により立ち消えとなった。地位協定の改定も同様である。
もはや、アメリカが自ら安保条約を破棄する可能性すら視野に入ってきている。「同盟」とは、命を預け合う相互の信頼関係であり、「自分は戦わないが相手には守ってもらう」という日本の姿勢は、いかなる同盟でも容認されるものではない。
米中対立の激化、多極化する国際秩序、民主主義の退潮、アメリカの内向き志向――日本を取り巻く地政学的現実は極めて厳しい。このままでは、いつか手遅れになる。
だからこそ、いまこそ問う。「自立」とは何か。その問いを、国民一人ひとりが自らの問題として捉え、議論し、決断すべき時が来ている。
国家の生存を決するのは、条約でも政府でもない。「国民の覚悟」である。これマジね。
左翼がトランプを批難するけど、日本はこれまで守られてきたことを感謝しないといけない。
アメリカの庇護がはずれるなら中ロに対抗できるだけの戦力や国際グループを組まなければならないのは急務。
米の価格がどうとか言って、有事用の備蓄米を放出するとか。そんなことしてる場合じゃないと思う。>>3
核よりなにより、日本はまず自分の国は自分で守るって当たり前ができてないんだよ。
橋下の理屈で言うと、
侵略者が攻めてきました。
住人避難を最優先しましょう。
自衛隊は住人避難を最優先します。
侵略者にはアメリカが戦います。←日本人が勝手に自分らの土地を放棄してるのにアメリカが戦う必要あるか?ww
橋下もマスコミ関係者も全く不思議に思わないんだよな。核ミサイルは持てばそこを攻撃されると命取りなので反対する
どっかのアホな国とは違う
イランが良い例
だがしかし、相手が撃ってこないと攻撃できない
軍車両は道交法を守らなければならず、有事の際もウインカー出すとか、平和ボケ憲法は反対
もう、自衛隊ではなく軍として認め
脅威には対象すると発表すべき
憲法改正待ったナシなんでアホ左翼は沖縄九州を中国にやりたがるのか?
自分を守るための身代金のつもりなら身代金になってないし、おまえらの土地でもおまえらの資産でもないよ。
売国奴とかのレベルじゃなくて、知能が低い。侵略者に土地明け渡したら二度と返って来ないし、自分らは逃げた土地でも超厄介者扱いだぞ。
ウクライナ見てまだわからないボケが日本左翼。
マスゴミも都合が悪いから逃げ出したウクライナ難民の悲惨さを報道しない。
そのくせ日本人を難民にしたがる橋下とかわけわかんないよね。ww
日本の安全保障、「自立」の決断は待ったなし 野口 修司
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