韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が24~25日、オランダで開かれるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議への出席を悩んでいる中で、大統領室内部の雰囲気が当初「無理をするのはやめよう」という慎重論から「積極的に検討」に変わったと大統領室の核心関係者が12日、伝えた。
この関係者はこの日、中央日報の電話取材に対して「(NATO首脳会談出席に関連して大統領室の)雰囲気が一変した」とし「序盤は否定的な雰囲気だったが、今はそうではない」と話した。また別の大統領室関係者もこの日、記者団と会った席で「出席したほうがよいのでは」とし「まだ確定したものはないが、出席する可能性がある」と話した。李氏と近い民主党関係者も「事実上、出席側に傾いたと承知しているが、最終決定は大統領の役割」と話した。
与党内の代表的な「自主派」に挙げられる丁氏は12日、中央日報の電話取材に対して「(李氏に)NATOはいまウクライナ支援組織として反ロシア色を帯びている。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権でははっきりとした米国偏向外交をしていたので毎回出席していたが、たびたびそこに出席することは『アジア版NATO』を作ろうとする日本の凶計に巻き込まれることだと言った」と伝えた。
反面、G7に対しては「主催国であるカナダが『Kデモクラシー』に対する尊敬心があり、潜水艦を建造しようとしているので韓国と造船業分野での協力が可能だ」とし「出席が望ましいと助言した」と伝えた。
李大統領、G7に続いてNATOまでデビュー? 韓国大統領室「不参加→出席」急旋回
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