トランプ政権、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」を見直しへ 「アメリカ第一主義」の一環

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    • 1名無し2025/06/13(Fri) 04:24:24ID:kyNDE0MjY(1/1)NG報告

      アメリカ政府は11日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」における数十億ドル規模の潜水艦契約について、見直しを開始した。この枠組みがトランプ政権の「アメリカ第一主義」の方針に適合する必要があるとしている。

      この三国間協定には中国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられている。オーストラリアがまずアメリカの原子力潜水艦を受け取り、その後、最先端技術を共有して新たな艦隊を共同で構築する計画だ。

      昨年、独自に見直しを行ったイギリスとオーストラリアは、今回のアメリカによる調査について過度に懸念する必要はないとの立場を示しており、新政権が方針を再評価するのは自然なことだと説明している。

      今回の動きは、アメリカ政府が両国に国防費の増額を求めている中でのもの。イギリスはこの要請に応じた一方、オーストラリアは慎重な姿勢を崩していない。

      2021年に締結されたAUKUSの総額は1760億ポンド(約34兆3300億円)に上る。締結当時は、3カ国すべてで現在と政権が異なっていた。

      アメリカの国防当局者はBBCに対し、「前政権によるこの取り組みが、現政権の『アメリカ第一主義』方針と整合しているかを確認する一環として見直しを行っている」と述べた。

      「ピート・ヘグセス国防長官が明確にしているが、これは米軍の最高の即応態勢を確保するものだ。また、同盟国も集団的防衛の責任を十分に果たす必要がある」

      アメリカは同盟国に対し、国防費を国内総生産(GDP)の少なくとも3%に、できるだけ早く引き上げるよう求めている。

      イギリスは2028年までにGDP比2.5%、次期議会までに3%への引き上げを約束している。一方、オーストラリアも国防予算の増額を表明しているが、アメリカが求める3.5%には達していない。

      今回の見直しは、エルブリッジ・コルビー国防次官(政策担当)が主導する。同氏は昨年の講演で、オーカスに対して批判的な見解を示しており、「最も必要な時に、なぜ(原潜技術という)最重要資産を手放すのか」と疑問を呈していた。

      オーストラリアのリチャード・マールズ国防相は12日朝、協定の継続に楽観的な見方を示した。

      マールズ国防相はABCラジオ・メルボルンの番組で、「この計画は確実に実現すると、大きく確信している」と述べた。

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