火事になったら責任取れるの? 韓国のタワーパーキングで広まる「EV駐車お断り」

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    • 1名無し2025/06/07(Sat) 12:57:32ID:YyNTY5ODI(1/1)NG報告

       「火災へのリスク」を理由にEVの駐車を禁止する駐車場が増加している。本紙がソウル市瑞草区の江南駅や麻浦区の弘大入り口駅周辺の駐車場45カ所を調べたところ、約90%(40カ所)でEVの駐車を禁止していた。昨年8月に仁川市内の地下駐車場でベンツEVから火災が発生した事故をはじめ、昨年10月に京畿道安城市、今年4月には釜山市など、全国でEV火災が相次いだためだ。EV火災は火の手が一気に上昇し周囲に広がるため、特にタワー式駐車場では大規模火災につながりかねない。そのためこれらの駐車場の多くは入り口に「EVお断り」などの貼り紙が貼られてあった。全国各地で「金を払うと言っているのに、なぜ駐車する権利を奪うのか」と主張するEVドライバーと「火事が起こったら責任を取れるのか」と反論する駐車場管理人が激しく対立している。

       駐車場管理人らは「安全対策のためやむを得ない」と語る。麻浦区のあるホテルの地下駐車場管理人(62)は「昨年8月の仁川でのEV事故後、ホテルの会議でEVの駐車禁止が決まった」「EVドライバーがほぼ毎日抗議してくるので頭が痛い」と語る。江南駅近くの駐車場で6年前から管理人を続けている40代の男性は「ここには1日150台以上が駐車するが、高級車が多いので火災が発生すれば補償額がとんでもないことになる」と述べた。

       EV普及を後押しする韓国政府の政策を理由にEVを購入したドライバーらは戸惑いを隠せない。韓国政府は昨年1月、EVなどを購入する満19-34歳の若い世代に20%の補助金を出し、高速道路通行料金減免措置を2027年まで延長した。ソウル市江南区に住むキムさん(59)は「江南駅周辺ではEVが利用できる駐車場はほぼないので鶏肋(けいろく、役には立たないが捨てるには惜しい)になった」「最近はEVに乗らず公共交通機関を使って出勤することも多い」と語る。

       国土交通部の関係者は「法的には駐車場の側が『正当な理由』なしに特定車両の駐車を拒否することはできない」「火災のリスクがあるという理由だけでEVを駐車させないのは問題になる可能性がある」とコメントした。大林大学のキム・ピルス教授は「韓国では都心の駐車場が大きく不足しているのでEV普及を後押しするだけでは駄目だ」「政府が安全な充電スタンドを拡充し、駐車スペースを確保できるよう対策を進めねばならない」と指摘した。

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