金建希(キム・ゴンヒ)夫人がかかわったドイツモーターズ株価操作疑惑事件を担当しているソウル高等検察庁再捜査チームの動きが可視化している。金建希氏の携帯電話に対して押収令状を執行して株価操作共犯を呼んで調査するなど、捜査基礎固めに注力している。
ソウル高等検察庁は21日、株価操作容疑で有罪判決を受けた李被告を呼んで取り調べを行った。李被告はクォン・オス元ドイツモーターズ会長などと共謀して株価を操作した容疑(資本市場法違反)で先月3日に大法院(最高裁)で執行猶予2年付き懲役10月が確定した。李被告はKOSDAQ上場企業の副社長として在職し、会社の資金の一部と家族名義の口座などを動員してドイツモーターズ株価操作に加担した容疑がもたれている。
これに先立ち、裁判所は李被告が「2次主砲(株価操作局面設計者)」Kと連絡をやりとりして取引量を増やすよう要求するなど株価操作を共謀した事実が認められると判断した。李被告は株価操作グループの資金源である「銭主」として利用されたが、金建希氏も銭主とみられていることから類似の部分がある。検察は李被告に対して金建希氏の口座が株価操作に動員された経緯などを調査したものとみられる。検察は金建希氏などに対する調査も続けていく展望だ。
これに先立ち、検察は金建希氏の携帯電話に対する押収令状も執行した。先月30日、ソウル南部地検は「コンジン法師疑惑」に関連し、金建希氏の自宅を家宅捜索する過程で金建希氏の携帯電話を確保したが、ソウル高等検察庁がこれに対する押収令状を裁判所で発行されて執行したのだ。株価操作疑惑に関連し、金建希氏に対する初めての強制捜査だった。
ただし一部では懐疑論も出ている。金建希氏が漢南洞(ハンナムドン)官邸退去後に携帯電話を交換した点、検察が該当の携帯電話パスワードを確保することができない点などから、捜査にはなかなかはずみがつかないだろうという観測だ。検察は大検察庁(最高検)フォレンジックセンターに金建希氏の携帯電話に対する分析を依頼したが、金建希氏の通話記録から有意味な結果を見つけることができるかどうかは未知数だ。
(以下略)
https://japanese.joins.com/JArticle/334137
金建希氏の携帯電話を確保・株価操作犯の召喚にも先の見えないドイツモーターズ再捜査
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