韓国国家機関　朝鮮戦争下のソウル大病院虐殺事件の真相究明へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の国家機関「真実・和解のための過去事整理委員会」が朝鮮戦争（１９５０～５３）勃発から間もない５０年６月２８日に北朝鮮軍がソウル大病院（ソウル市鍾路区）に侵入し、韓国軍負傷兵や民間人の患者約９００人を虐殺したとされる事件について、真相究明を進める見通しだ。

同委員会によると、同事件の真相究明推進が今月２５日の小委員会で可決され、来月の全体会議で審議するという。

同事件の真相究明は２０２２年６月に朝鮮半島の人権向上と統一を目指す弁護士団体が同委員会に申請していた。

当時、弁護士団体は同事件について、単純な殺人事件ではなく、朝鮮戦争当時にも有効だったジュネーブ条約に違反する戦争犯罪にあたると主張した。