OpenAIがこれまでで最も先進的なAI画像ジェネレーターを発表したわずか数日後、スタジオジブリの作品を模倣したソーシャルメディアのトレンドが、この技術の威力とそれが引き起こす著作権上の懸念の両方を実証している。
GPT-4oの最新アップデートには、より正確なテキストレンダリングや、より詳細で複雑なプロンプトに従う機能など、多くの実用的な進歩が盛り込まれている。
しかし、あるスタイルがすぐにXとInstagramに溢れかえった。ChatGPT(およびOpenAIのテキスト動画変換サービスSora)のユーザーが、「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などの映画を手掛けた人気のアニメーションスタジオの作品を真似し始めたのだ。
中には、日本企業の象徴的なスタイルでポップカルチャーや政治のシーンを再現したものもあり、その中には『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』の予告編のリメイクや『ザ・ソプラノズ』のシーン、ドナルド・トランプとJ・D・ヴァンスがウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とホワイトハウスで実際に交わした白熱したやりとりなどが含まれていた。
予想通り、最も拡散された投稿の中には、人気のミームにジブリ風のひねりを加えたものもあった。その中には「気が散るボーイフレンド」や「仲間が説明している」ミーム(上の写真)、ベン・アフレックがタバコを吸っている悪名高い画像などがある。Xの別の拡散された投稿は、プラットフォームの所有者であるイーロン・マスクがカトラリーで遊んでいる様子を描いたもので、この画像は、ニュージャージー州でトランプ氏が主催したディナー中にこの億万長者がスプーンのバランスを取っている最近の動画に基づいている。
しかし、スタジオジブリの共同創設者である宮崎駿氏がAIが生成したアートを「生命そのものへの侮辱」と表現した2016年のビデオも広く共有されている。
https://edition.cnn.com/2025/03/27/style/chatgpt-studio-ghibli-ai-images-intl-hnk/index.html
スタジオジブリ風のAI画像が話題に、ChatGPTアップデートの威力と著作権上の懸念を浮き彫りに
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