かつては安価で品質の劣る製品と見なされていたが、もはや昔の中国製ではない。
最新技術を搭載した中国の家電製品が韓国市場に本格的に定着しつつある。特に今年は、中国ブランドが韓国市場への本格的な攻勢を開始する「元年」となると予測される。
ロボロック(Roborock)、シャオミ(Xiaomi)、BYDなどの中国ブランドが製品発表会や韓国法人設立を発表し、市場でのシェアを獲得するだけでなく、「ファンダム(熱心な支持層)」を基盤に市場を拡大しようという自信さえ示している。
ハイテクを搭載した「Made in China」が、グローバル市場でも競争力を認められるようになったことで、中国製家電が韓国市場を席巻するのではないかという懸念も浮上している。
品質問題で物議を醸す他の中国製品とは異なり、中国製家電の韓国進出が危機感を呼んでいる理由とは何か。消費者が中国のハイテク製品を見る目を変えたのはなぜなのか。
価格差がほとんどないにもかかわらず、中国製ロボット掃除機を選ぶ理由は、その性能にある。韓国ブランドの製品とロボロックのロボット掃除機の機能を比較するレビューが、SNSでも相次いでいる。この傾向は数値にも表れており、2024年上半期のロボロックの韓国市場シェアは46.5%に達している。
中国の代表的な家電ブランドが韓国市場に食い込みつつあるなか、かつて「大陸の失敗」と揶揄された中国の技術力が、市場を揺るがす「大陸の革新」となるのではないかという危機感が高まっている。
この「大陸の失敗」という異名を生んだシャオミは最近、最上位モデルのスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」を発表した。グローバル価格はなんと228万ウォン(約23万5000円)で、サムスンやアップルの最上位モデルを上回る価格設定となっている。
今年1月に開催された世界最大の家電見本市「CES 2025」では、韓国の主要企業関係者が「中国のハードウェアはもはや遜色ないレベルに達している」と、中国の技術力を直接評価する場面も見られた。
今年、韓国市場に進出した中国の電気自動車ブランド「BYD」の動きも、警戒感を呼んでいる。
https://news.livedoor.com/article/detail/28371512/
私たちが知っているかつての“中国製”ではない…韓国市場を席巻する「Made in China」
9
ツイートLINEお気に入り
8
1