政権が変わったとたんに、これまで存在しなかったスパイが突然発生するなどあり得ない。スパイがいなかったのではなく、捕らえなかっただけだ。文在寅前政権当時、国家情報院では現場の担当者がスパイ捜査報告書を提出すれば、幹部らは休暇などを口実に決裁しないことがよくあったとの証言もある。重要な文言を削除し捜査を妨害するケースまであったという。それだけではない。共に民主党は国家情報院のスパイ捜査権を剥奪(はくだつ)する法案まで強行採決した。もしこの法律が数年前から施行されていれば、民主労総のスパイや昌原・済州のスパイグループはその存在さえ永遠に分からなかったかもしれない。
戒厳令を「大韓民国を破壊する犯罪」とし、憲法守護を訴える共に民主党はどういうわけかスパイ問題ではあいまいな態度を取ってきた。今の弾劾政局の渦中に改めて共に民主党の「過去」を思い起こしたという国民も多い。
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政権が変わるとなぜ「いなかったスパイ」が捕まるのか
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