6日に操縦士の座標入力ミスで発生した京畿道抱川(ポチョン)空軍戦闘機誤爆事故に関連し、操縦士がプリンターのエラーを理由に最初の座標確認作業から省略し、爆弾投下の直前には見ていない標的を肉眼確認したと事実上の虚偽報告をしたことが明らかになった。
空軍が10日に発表した中間調査結果によると、操縦士が全任務過程で少なくとも標的を3回以上再確認しなければならなかったが、これをしなかった。
空軍によると、訓練の前日に操縦士が地上で飛行任務計画装備(JMPS)コンピューターに座標などデータを入力する際、緯度の7けたの数字「××05.×××」を「××00.×××」と誤って入れた。操縦士はこの任務で全14件の座標(1座標あたり緯度7けた、経度8けた)、210個の数字を入力したが、誤った数字1つが誤爆につながったということだ。
また本来ならJMPSに入力された座標を直ちに「ラインナップカード」という紙で出力し、任務座標と対照しなければならなかった。しかしプリンターのエラーで出力されず、操縦士は確認過程を踏まなかった。
2番目の段階でJMPSに入力された座標を訓練当日にUSBの概念である飛行資料伝送装置(DTC)に移して戦闘機にアップロードしながらも、1番機の操縦士は対照確認をしなかった。操縦士はおかしな点を感じたという。誤った地点に旋回すると、定められた弾着時刻(TOT=Time on Target)と合わせるのが難しくなった。
すると速度を上げ、標的を正確に肉眼で確認できていない状況で射撃場内の最終攻撃統制官(JTAC)に「標的確認(Target in Sight)」を叫び、午前10時4分に爆弾を投下した。事実上の虚偽報告だった。
このように誤爆を防ぐ最後の3回目の機会も逃した。軍関係者は「気象が良かったため、いくらでも目で標的を確認することができたはず。こういう場合は果敢に任務を放棄するべきだった」と話した。
https://japanese.joins.com/JArticle/330979?servcode=200§code=220
韓国空軍戦闘機の誤爆事故…操縦士が標的確認せず「確認」と報告【嘘つき】
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