3月3日、YouTubeチャンネル「チャンネル固定して」で公開された動画には韓国女性グループGirl's Day(ガールズデイ)元メンバーの歌手チャン・ヘリ(本名イ・ジイン)が出演。
過去にとある芸能事務所の代表からスポンサーの提案を受けたことを暴露した。
これにチャン・ヘリが戸惑いながら拒否すると、その代表は自身と“不適切な関係”を通じて育てた女性芸能人の実名を挙げ、「お前も同じように作ってやるから」とさらに勧めてきたという。
当時を振り返り、「幼いながらに自尊心がとても傷ついた。“私はこうしなくても成功しなければならない”と思った」と語ったチャン・ヘリ。その代表からは「お前はそんなことをしていたら絶対に成功できない。この業界はそういうものだ」と伝えられ、その後も偶然居合わせた際に「お前は俺の提案を断ったから、今も有名になれていないんだ」と暴言を浴びせられたと打ち明けた。
また、今でも“不快なお酒の場”の提案が多いとし、「“一杯飲みながら仕事の話をしよう。こうやって人脈を作らないと成功できない”という誘いがあまりにも多い」と告白。「最近はお酒だけでなくゴルフを口実に誘われる。“ヘリ、ゴルフするの?一緒にラウンドしよう』と連絡が来る」と吐露した。
スポンサー問題は長らく韓国芸能界の代表的な弊害として指摘されてきたが、公に問題視されたケースは少なかった。
過去には、ガールズグループTAHITIの元メンバーであるジスが“スポンサー提案”を暴露し、大きな波紋を呼んだ。当時、ジスは正体不明の人物からSNSで「1回の接待で200万~300万ウォン(日本円=約20万~約30万円)を受け取れる」と持ちかけられたという。
芸能界のスポンサー問題は、新人の芸能人の「経済的不安定」と不公平な契約を悪用した「権力型搾取構造」に起因する。ただ、大半の被害者は業界内での不利益を恐れ、不当な扱いを受けても沈黙せざるを得ない状況に陥っている。
華やかな韓国芸能界、裏に蔓延る闇…元K-POPアイドルの暴露で再注目の「権力型搾取構造」
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