昨年韓国人の海外カード決済額が20兆ウォンを初めて超えた。与信金融協会によると、昨年韓国のカード会社9社の個人海外カード利用金額(一括払い基準)は20兆2000億ウォンで、前年の16兆3700億ウォンより23.4%増加した。2022年には個人海外カード決済額は11兆6000億ウォン水準だった。わずか2年間で2倍近く増加した。2022年の前年比増加率は43.5%、2023年も41.5%に達した。
これに対しカード国内利用金額の増加傾向は振るわない。昨年の個人国内カード利用金額は前年比4%増加にとどまった。金額で見れば国内カード決済額が多いが、前年比増加率は2023年から10%を超えられずにいる。海外旅行を中心に消費が増加し、カード決済市場を牽引するのは国内ではなく海外という見方が出ている。
海外と国内のカード決済額に克明に差が出るのは、内需が振るわない状況で海外旅行需要は急速に拡大しているためだ。海外消費だけは別世界だ。韓国観光統計基準で昨年海外に行った韓国人は2869万人で、前年の2272万人より26.2%増加した。出国者数が過去最大を記録した2019年の2871万人と同水準だ。
これに対し内需沈滞は長く深く現れている。韓国統計庁の産業活動動向によると、昨年の年間小売り販売額は前年より2.2%減った。クレジットカード大乱が発生した2003年の3.2%減から21年ぶりの下げ幅だった。また、1995年の関連統計作成以降で初めて3年連続減少傾向を記録した。
無料両替、海外ATM出金手数料免除、海外決済手数料優待などを提供するトラベルチェックカードが普及した点も海外カード使用額増加要因に挙げられる。銀行で両替せずカードを使うケースが増加しているためだ。実際に昨年海外で使われたクレジットカード決済額は前年より10.4%増えたが、チェックカード決済増加率は75.1%に達した。
https://japanese.joins.com/JArticle/329931?servcode=300§code=300
韓国、内需不振にも…海外カード決済額初めて20兆ウォン超える
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