しかし理想的な労働環境とはほど遠い
2022年から2023年にかけてGoogleやAmazon、MicrosoftなどのIT大手各社による1万人規模のレイオフが続いたほか、ディズニーやGitHubでも従業員の3%~10%をリストラするなど、大規模な解雇が実施されました。さまざまな種類の企業でレイオフが実施される中、特にゲーム業界では2022年頃から深刻なレイオフが世界的に続いていますが、数少ない例外が日本のゲーム会社です。大規模な解雇はなく、それどころか給与の大きな引き上げも実施されているにもかかわらず、「それは日本が労働者のユートピアに近いことを意味するわけではありません」とアメリカの技術系ニュースサイトであるThe Vergeが指摘しています。
日本のゲーム企業では労働者の一斉解雇はほとんど見られていません。むしろセガは給与を2023年7月から30%引き上げることを発表していたり、コーエーテクモは2022年に基本給平均23%の増額と新卒初任給29万円への引き上げを実施していたり、任天堂は財務報告が低迷している中でも決算説明会で約10%の賃上げを発表したり、直近ではカプコンが「会社の将来を支える人材への投資」として2025年4月から大卒初任給を27.7%増加させることを発表したりと、給与を増加して人材に投資する企業が増えています。
人材への投資について、フロム・ソフトウェアの宮崎英高社長は海外メディアのPC Gamerが2024年6月に実施した取材に対し「世界で起こっているようなレイオフは、この会社が私の責任である限り起こさせません。
『職を失うのが怖い人は、良いものを作るのが怖い』と言ったのは、任天堂の元社長である岩田聡さんだったと思います。私も全く同じ意見です」と発言しています。
アメリカでは「随意雇用」と呼ばれる法理が適用されており、「労働者に制約のない『辞める権利』があるのならば、雇用主には『解雇する権利』があり、期間の定めのない雇用契約は雇用者・被用者のどちらからでも、いつでも、いかなる理由でも、理由がなくても自由に解約できる」という原則があります。
そのため、アメリカでは極端にレイオフが多く、日本では少ないというわけ。>>1
イギリスのシェフィールド大学で日本の雇用について研究するピーター・マタンル氏は「日本の雇用法は、安定性と契約の継続性という点で、従業員を保護するものであることは確かです。日本では、裁判所が会社の雇用する権利よりも労働者や労働組合に有利な判定を下した歴史的経緯があり、特に重要な『不当解雇の原則』には『雇用主は従業員を簡単に解雇することはできない」』とあるため、世界の他の国とは異なり『四半期報告書の数字を水増しするために大規模なレイオフで経費削減』というようなことは不可能になっています」と指摘しました。
反対に、アメリカでは「随意雇用」と呼ばれる法理が適用されており、「労働者に制約のない『辞める権利』があるのならば、雇用主には『解雇する権利』があり、期間の定めのない雇用契約は雇用者・被用者のどちらからでも、いつでも、いかなる理由でも、理由がなくても自由に解約できる」という原則があります。そのため、アメリカでは極端にレイオフが多く、日本では少ないというわけ。実際に、任天堂は2014年に当時の社長である岩田氏を含めた幹部の給与をカットして解雇を避けた一方でヨーロッパ支社の従業員を320人解雇していたり、スクウェア・エニックスは2024年5月にアメリカとヨーロッパのオフィスで多数の従業員を解雇していたりと、日本の労働法こそが日本の労働者を保護しているとマタンル氏は強調しています。
さらにマタンル氏によると、労働法以外にも「倫理的説明責任」の点でも日本の経営者と欧米の経営者の間には大きな違いがあるとのこと。日本の組織は長期的な視野で運営される傾向があり、株主よりも従業員を喜ばせることにこだわる傾向が強く、企業幹部は長期雇用で昇進していくケースが多くなっています。一方でアメリカでは、企業幹部はそれぞれの業界の部外者であることが多く、数年ごとに転職するのが有利とされるほど頻繁な転職が当たり前な傾向にあります。そのため、日本では従業員を重んじてレイオフよりも幹部の給料カットなどを優先し、アメリカでは株主への発表を優先して大規模な従業員カットに踏み込むという違いが表れています。
https://gigazine.net/news/20240713-game-layoff/移民国と単一民族国家の違いだろうな…
安定、信頼、社会性⇒日本
新たな空気、成長、有能主義⇒アメリカどちらが良いシステムということもないと思う
いろんな人がいるからね
石丸伸二さんは、アメリカのシステムの方が向いていそうだ
前提や境界線を明確化していて論理的だが、柔軟な対応や優先順位、応用、共感力などが苦手
責任の範囲外のことを拒絶するのは良いが、範囲内なら序列の低いことにも執着する
それでいて、範囲内でも苦手なことは範囲外だと主張して拒絶するダメな面もある
堀江貴文さんはどちらもできそう
以前に失敗した際に、多くの日本人から「戦術面は強いが戦略がない」「コンサルタントに向いている」などと指摘されていた
今現在、多くの人や企画の助けになる活動をこなしていく彼は、まさしく自分の能力を活用していると思う
日本は武家制度があったから、現代になっても終身雇用制度が強かった
今はそれも緩んできている
私なんかも一度転職して上手くやっている
新卒の一回だけの機会で会社を選び、あとは忠誠と努力と忍耐で生涯頑張るなんてのは嫌だよ
アメリカみたいに自由と権利で、複数の職を渡っていくのも極端すぎる気がする
だが、自分がもっと活躍できる場所へ移動できるのは嬉しい
まあ、私の感想だけどね
ゲーム会社は大規模なレイオフが起きやすいが日本だけは例外
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