インドで開幕したG20サミットの会議で、中国が処理水をめぐる日本への批判をしていなかったことがわかりました。
政府関係者によりますと、岸田総理より前に順番が回ってきた中国の李強首相から処理水に関する発言も、日本を批判する言葉も、聞かれませんでした。
9日の会議で岸田総理は、中国を念頭に「突出した行動を取っている」と述べ、日本の水産物の輸入停止を批判しました。ただ、李強首相が日本を批判しなかったため、岸田総理も中国を名指しすることは避け「一部の国が」との表現に留めました。
李強首相は、6日には「核汚染水」という言葉を使って日本を強く批判しましたが、翌日はトーンを下げてきていました。輸入停止がすぐに解除される可能性は低いものの、日本政府は、中国の対応に変化が表れるかどうか慎重に見極める方針です。(ANNニュース)
G20サミット 中国が処理水めぐり日本批判せず
53
ツイートLINEお気に入り
46
2