政府と与党は13日、ジャンボリーをめぐる混乱と関連し、全羅北道と文在寅政権の責任論を強調した。
与党「国民の力」のキム・ギヒョン代表は同日、自身のフェイスブック・アカウントに掲載した文で、「当初排水問題を指摘されたにもかかわらず、干拓が終わっていないセマングムに(ジャンボリーを)誘致しようと主張したのは全羅北道と(野党)民主党の政治家たち」だったとし、「崩壊寸前のジャンボリーを尹錫悦政権が総力を挙げてやっとの思いで収拾した」と話した。同党のユ・サンボム首席報道担当も論評で、「大会誘致が実際に確定した2017年8月以後5年間、文在寅政権と全羅北道は大会敷地の干拓と排水などの基盤施設と便宜施設などをきちんと整備せず、『ずさんなジャンボリー』という結果を生んだ」と話した。ジャンボリー主務省庁である女性家族部を被監査機関とする国会女性家族委員会の与党幹事、チョン・ギョンヒ議員は、国会での記者会見で、「(セマングムを開催地に選んだ) 最初のボタンから掛け違ったのがすべてのジャンボリー事態の根本的な原因」だと主張した。また「この1年間、ジャンボリー大会の準備問題点を把握できなかったのか」という取材陣の質問には、「それは現場に行ってみない限り、ここ(国会)に座っていては把握できない」とごまかした。
政府と大統領室もやはりずさんな運営に対する謝罪もなく「自我自賛」に熱中する姿だった。ハン・ドクス国務総理は12日、フェイスブックを通じて、ギャラス・ウィアー駐韓英国大使代理が自身に「今回の大会を見て大韓民国政府の善意と問題解決能力に驚いた」として謝意を表したと明らかにした。また、自身がセマングム宿営地のトイレを点検し拍手を受けたということを紹介し「私個人ではなく韓国人と韓国政府に送る拍手、私たちの気持ちが伝わったからこその拍手だったと思う」とも書いた。大統領室はジャンボリーに関する別途のメッセージを出さなかった。このような中、監査院はジャンボリー大会のずさんな運営の責任所在を判断するため、全羅北道や女性家族部、行政安全部などに対する監査準備に着手するという。
しかし、発足してからすでに1年3カ月が過ぎた政府と与党のこのような態度は無責任だという声もあがっている。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/47543.html
ジャンボリーめぐる混乱に謝罪どころか責任逃れに奔走する尹政権
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