英フィナンシャル・タイムズは11日、サウジアラビアが、日本と英国、イタリア3カ国の戦闘機共同開発に参画を希望していると伝えた。岸田文雄首相が7月にサウジを訪問し、ムハンマド皇太子と会談した際、日本側に要望が直接伝えられたという。
報道によると、英国とイタリアはサウジの参加に前向きなのに対し、日本は反対しており、その立場を英国とイタリアに伝えた。日本は2035年までに戦闘機を納入することを重視しており、新たにサウジが参画することで遅れが生じることを懸念しているとの見方があるという。
英国防省関係者は11日、朝日新聞の取材に「サウジは英国の戦略的なパートナーの一つだ」とした上で、「我々はサウジを戦闘機計画における重要なパートナーと見ており、できるだけ早期に進展できるよう取り組んでいる」と述べた。
サウジ、日英伊の戦闘機開発への参画を希望 「日本は反対」
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