日帝強占期の生体実験「７３１部隊」をホラー体験スポットに…

８月に開催予定の「太和江（テファガン）大森納涼祭り」で、日帝強占期当時に生体実験を行った「７３１部隊」にまつわるプログラムが含まれて問題となっている。主宰側は該当プログラムを除外することを決めて謝罪した。

蔚山演劇協会は２７日、ホームページに「軽い素材ではないにもかかわらずホラートラッキングコースの恐怖体験に７３１部隊に関連して業者やコースに指定した点はいかなる弁解の余地もなく、頭を下げて謝罪します」と公式に謝った。続いて「衝撃と怒りに絶対的に共感し、コースは修正変更した」と説明した。

協会が公示した内容を見ると、イベントの「ホラートラッキングコース」に該当プログラムがあり、下には「生きている人間を対象にした人体実験および細菌実験、薬物実験などが行われた」という説明がついていた。

オンライン上では「主催側関係者の歴史意識が不足している」「テーマパークのホラーハウスの名前をアウシュビッツ（ナチスドイツがユダヤ人などを虐殺 するために作った強制収容所）とつけるのと何が違うのか」とコメントするなど批判し、このような指摘は協会ホームページの掲示板に殺到した。

誠信（ソンシン）女子大の徐ギョン徳（ソ・ギョンドク）教授もこれについて「７３１部隊は中国ハルビン一帯に駐留して韓国人や中国人など戦争捕虜を対象に解剖実験と冷凍実験を行った細菌戦部隊」としながら「このような歴史的な大きい痛みをホラー体験としてイベントに取り入れたこと自体、本当に情けない。広報ファイルを見ると主宰側が７３１部隊に対して認知していなかったわけではなさそうだ」と指摘した。

徐教授は「これ以上地域のイベントでこうしたことが繰り返されないようにするためには、何より主宰側は絶対に業者に言い訳せずに、再びこうしたことが起きないように大きな注意を傾けなければならない」と付け加えた。

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