宇宙空間に太陽光パネルを浮かべ、発電した電力をマイクロ波で地上に送る宇宙太陽光発電の開発に向けた動きが活発になっている。実現すれば脱炭素社会の実現に大きく貢献する。日本では2025年度をメドに、世界初となる宇宙空間から地上への送電実験の実施が計画されている。日本が欧米や中国に先んじて50年にも実用化できるか。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1133X0R10C23A5000000/
プロジェクトを率いる京都大学の篠原真毅教授は、一連の小型衛星を軌道上に打ち上げる予定。研究チームは、太陽光パネルで集めた電気エネルギーを数百キロ離れた地上に送る考え。篠原教授は、宇宙からの太陽エネルギーの研究に2009年から取り組んでいるという。
宇宙空間に太陽光パネルを設置し、マイクロ波を用いて地上に電力を送る方法が提唱されたのは1968年。それ以来、米国や中国を含む複数の国がこのアイデアに資金を拠出している。
この技術が魅力的なのは、軌道上の太陽光パネルが無限の再生可能エネルギーを供給できること。宇宙空間で太陽光パネルは時間帯に関係なくエネルギーを集めることが可能。なお、マイクロ波を用いて電力を送る場合、雲は障害にならないという。
https://sputniknews.jp/20230530/2025-16128944.html
宇宙太陽光発電、先行する日本 25年にも衛星で実験
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