昨年10月に韓国・ソウルの繁華街、イテウォン(梨泰院)で起きた雑踏事故から100日を迎え、遺族らがソウル市庁舎前に設置した追悼施設をめぐり、強制撤去する方針を示した市側と遺族が激しく対立する事態となっている。市はきょう8日午後1時までに焼香所を撤去しなければ強制撤去に踏み切るとしている。
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広場に設けられた焼香所には、多くの市民が参列し、犠牲者たちを追悼している。
ソウル市は「不特定の市民の自由な使用を保障しなければならない広場に施設物を許可なく設置することは許されない」とし、8日午後1時までに焼香所を撤去するよう命令。従わない場合、撤去の行政代執行に踏み切るとしている。
遺族らは「梨泰院惨事の追悼施設を脅かすソウル市を糾弾する」などと声を上げて激しく反発。遺族会「10・29梨泰院事故遺族協議会」のイ・ジョンチョル代表は「焼香所を撤去するのなら、ガソリンを用意して子供たちの後を追う」などと怒りをあらわにした。
ソウル広場に設置された焼香所は、一般市民からも「この場所なら多くの市民が訪れることができる」と設置の継続を望む声が上がっている。また、「ソウル市や政府が遺族に苦痛を与えているようで胸が痛む」との声も出ている。
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2023/0208/10382472.html
韓国・梨泰院事故の犠牲者悼む焼香所、ソウル市側の撤去方針に遺族が反発
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