ヒョンデ(現代自動車)と起亜(キア)の株価が業績改善への期待感にも振るわずにいる。米国のインフレ抑制法の影響に高金利で新車市場が萎縮しているためだ。
金融情報会社Fnガイドが27日に明らかにしたところによると、ヒョンデの10-12月期営業利益推定値は前年同期より88.5%増の2兆8844億ウォン、売り上げは22.9%増の38兆1550億ウォンを収めると予想された。さらに来年は10兆ウォン以上の営業利益が期待される。
起亜の成績推定値も肯定的だ。10-12月期の営業利益推定値は前年同期比94.3%増の2兆2839億ウォン、売り上げは40%増の23兆8799億ウォンと予想された。起亜もやはり来年の営業利益が8兆ウォンを達成するものとみられる。
◇ヒョンデ、来年の営業利益10兆ウォンの見通し
だが株価はインフレ抑制法が施行された8月から5カ月連続で下り坂だ。韓国取引所によると、ヒョンデの株価は20日の取引時間中に15万4500ウォンで年初来安値を記録した。取引時間中に最高値を記録した1月5日の21万7500ウォンと比較すると71%水準まで下落したことになる。起亜もやはり取引時間中基準で5月13日の8万7300ウォンから今月20日には6万900ウォンまで69.8%水準に落ちた。概ね3分の1になった格好だ。
ただこうした「電気自動車の懸念」が株価に過度に反映されたという見方もある。サムスン証券のイム・ウンギョン研究員は「インフレ抑制法発議にともなう電気自動車販売懸念は8月以降十分に株価に反映された。ヒョンデと起亜は商品性と価格競争力を備えており、供給が回復すればシェアを高められる」と話した。
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ヒョンデ、来年の営業利益10兆ウォン見込みも…株価は3分の1に
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