文在寅氏が、大統領だった2018年に北朝鮮の金正恩総書記からプレゼントされた北朝鮮原産の犬「豊山犬」ひとつがいと、その子1匹について、慶尚南道梁山市内の私邸で飼い続ける意思がないことを韓国政府に伝えていたことが分かった。
豊山犬を返すという通知の背景には、毎月250万ウォン(約26万円)ほどの「犬の管理費」を誰が負担するかという問題があったという。現政権が「犬管理費予算支援」に難色を示すと、文前大統領側が「それなら引き取って」という意向を明らかにしたということだ。
取り決めに基づき、行政安全部内部では事実、1カ月当たりえさ代35万ウォン(約3万5000円)、医療費15万ウォン(約1万5000円)、犬の飼育人件費などで200万ウォン(約21万円)など合計250万ウォン程度の予算編成案が組まれた。
しかし、編成案は半年たっても執行されていない。行政安全部と法制処の内部やその周辺から反対意見が出たからだ。
豊山犬を引き取ってほしいという通知の理由を尋ねると、文前大統領側は回答を避けた。文前大統領は、大統領経験者礼遇法により、オ・ジョンシク秘書官、シン・ヘヒョン秘書官、パク・ソンウ秘書官という秘書官3人と運転手1人が当てられている。
朝鮮ドットコムが4日に電話取材を試みたところ、オ・ジョンシク秘書官は「文前大統領にお仕えするのに忙しく、電話で話すのは難しい。シン・ヘヒョン秘書官に連絡してほしい」と言った。だが、シン・ヘヒョン秘書官は何度連絡しても回答がなかった。
与党関係者は「犬を3頭飼うのが難しいからといって国にお金を出してほしいと要請するものだろうか。基本的に犬が好きではなかったようだ」「南北の政治ショーに利用された犬がかわいそうだ」と語った。
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/11/07/2022110780138.html
文在寅、金正恩にプレゼントされた犬3匹を韓国政府に引き取り要請
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