若者たちが集まると、熱気が度を越えることがある。酒が入ればもっとひどくなる。「覆面心理」も大きな影響を及ぼす。ハロウィーン祭の時、多くの人々が奇怪な仮面や服装で扮装(ふんそう)する。韓日のハロウィーンではアニメキャラクターに変身する「コスプレ」もある。英米圏のように最小限の宗教的敬虔(けいけん)さがあるはずもない。緊張感が緩むばかりだ。常に安全が崩壊する恐れがあり、危険が潜んでいる。
梨泰院で多くの若者たちが無念なことに命を失った。安全対策上、惜しまれる点が一つや二つではないが、原点にも立ち返るべきだ。外来の文化をこのように受け入れたことは果たして正常なことだったのだろうか。他人の文化を間違った形で受け入れたのが事故の原因ではないだろうか。英米圏でもハロウィーンの事故がないわけではない。しかし、子どもたちが近所を歩き回ってキャンディーを受け取るのを見ても分かるように、彼らにとってハロウィーンはコミュニティーの絆(きずな)を確認する文化だという。すべての祭の本来の意味も事実、こういうものだ。これまで韓国が経験してきたハロウィーンの中には、祭という仮面をかぶった「危険」が潜んでいた。実に無念だ。
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022103180078
【萬物相】よその文化を間違った形で受け入れた韓国のハロウィーン
136
ツイートLINEお気に入り
113
15