ウォンの下落に伴う輸出増大効果が低くなる
専門家は、為替レートの効果が以前と同じではないと分析します。 2010年以前だけでも実質実効為替レートが1%下落すると主要産業輸出が0.71%増加した。しかし、2010年以降は0.55%の増加にとどまった。さらに、産業別に見たとき、韓国が強みを持った自動車、一般機械、ディスプレイ、半導体輸出に対する実質実効為替レートの影響はさらに大きく低下した。また、強力な競争相手である日本円さえ弱い為替レートで比較優位を享受することもできないのが現実だ。イソラ産業研究院副研究委員は「2010年以降技術力が重視され、為替レートによる価格競争力が及ぼす輸出効果は落ちた」と明らかにした。為替レートではなく競争力のある製品で需要を創出するのが輸出の核心要因だという話だ。
半導体に集まった産業ポートフォリオも韓国が有毒輸出にならない理由として挙げられる。日本輸出をリードした代表的な産業は自動車だ。今年上半期の日本自動車輸出は前年同期比122%増えた。韓国自動車産業も大丈夫だ。 9月の乗用車の輸出は昨年同期比34.9%増加し、自動車部品も9.59%増えた。
問題は半導体だ。日本半導体と電子部品は上半期20%以上成長した。一方、韓国は9月に入って前年同月比5%減少傾向に戻った。日本はシステム半導体中心で需要が強かったが、メモリ半導体中心の韓国は打撃が大きかった。肥大面のトレンドが終わり、半導体需要も急減したためだ。
専門家らは、日本が素材・部品・装備という「代替不可」の強固な基盤産業を保有していることを最大の強みに挙げる。部品・素材から日本が世界市場の半分を供給するため、需要がしっかりしており、為替レート効果が上がったという分析だ。日本貿易振興機構によると、「輸出物量が増加した1942品目のうちドル基準単価が低くなったのが1320個で為替レート効果を見た」と分析した。
これからがもっと問題だ。最近、韓国銀行が国内輸出条件を点検した報告書を出して「非常に曇り」結論を出した。米国、中国、EUなど主要輸出国の景気が萎縮し、韓国最大の輸出産業であるIT需要が不振だというのが核心骨子だ。
https://www.mk.co.kr/economy/view.php?sc=50000001&year=2022&no=933427
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