ベトナム戦争中の民間人殺害事件で新証言「韓国軍は味方側の村を焼き払った」

122

    • 1名無し2022/10/02(Sun) 14:21:32ID:U1NzA5OTg(1/1)NG報告

      タンさんが住むフォンニ村と隣村のフォンニャット村で起きた韓国軍による民間人殺害事件(1968年2月12日発生)では、74名が犠牲になったとされる。タンさんの家族は、左わき腹に銃弾を受け意識朦朧となったタンさんと、腹と尻を銃で撃たれて立てなくなった兄を除く5人がこの事件で命を落とした。なお同事件は韓国軍と米軍の共同作戦中に起きたとされ、米軍側の調査報告により虐殺の実態が明らかになっている。

      タンさんは、事件から半世紀以上が過ぎた2020年4月、韓国政府を相手取り、「民間人虐殺に責任がある大韓民国政府は3000万ウォン(約300万円)を賠償せよ」と、ソウル中央地裁に訴えを起こした。ベトナム人被害者自身による訴訟は、これが初めてとなった。しかし、韓国政府は、「韓国軍によって被害を受けた事実が十分に立証されていない」「米軍に対抗した南ベトナム民族解放戦線(ベトコン)が心理戦のために韓国軍に偽装し、民間人を攻撃した可能性がある」などと、未だにこの事件への関与を認めていない。

      今回の渡韓には、フォンニ村の事件現場から約100メートル離れた場所で韓国軍の暴虐ぶりを目撃したというタンさんのおじ、グエン・ドゥック・チョイさん(82)も同行した。事件当時27歳で、南ベトナムの農村開発団員だったチョイさん(のちに南ベトナム共和国軍民兵隊)は、「無線機を通じて韓国軍がフォンニ村の住民らを殺しているとの知らせを聞き、現場の近くに向かった。そして、望遠鏡で韓国軍人が住民らを殺害している姿を見た」と、証人尋問で述べていた(『ハンギョレ新聞』、2022年8月10日付)。

      「……事件前、この村でひとりの韓国兵が殺されました。本来、(韓国軍と敵対していた)ベトコンは山のほうで身を潜めているのですが、韓国兵が殺されると、『村人がベトコンを匿っているんじゃないか』と疑いを持ち、怒り狂ったんです。そして、次々と村人を殺し、村を焼き払っていきました。この村は事件当時、南側の勢力圏でした。韓国軍とは味方であるにもかかわらず、このような事件が起きてしまった。悲しすぎます」

      https://share.smartnews.com/7EZWK

レス投稿

画像をタップで並べ替え / 『×』で選択解除