各地で退役軍人らが抗議集会
韓国のKBS(韓国放送公社)が、ベトナム戦争のドキュメンタリー番組を放送したのだが、そこには韓国軍による民間人虐殺などのショッキングな内容が含まれていた。
これに対して、9月4日には韓国国家報勲処の朴敏植(パク・ミンシク)処長が、
「参戦有功者とその家族を侮辱した」
と、遺憾を表明。国民から受信料を取っている公共放送が、一部のベトナム人の主張に放送時間の大部分を割愛し、偏向報道を行ったとして強く批難している。
また、この報道に反発した退役軍人組織などによる抗議集会が各地で行われ、訴訟の準備も行われているという。
日帝残滓より虐殺事件を注視すべきでは?
これだけ多くの証拠があるにもかかわらず、今回のKBS報道を「偏向」と断定して韓国軍の犯行を否定する国家報勲処とは何か。
国民愛国心を高揚させることを目的に1985年に設立された政府機関であり、退役軍人など国家に功績のある人々に対する政策立案などもその職務に含まれる。
近年では、“日帝残滓(ざんし)”の根絶運動にも深く関わっている。
また、独立運動功労者たちの過去の“親日行為”を摘発し「偽の独立有功者」として糾弾することにも熱心だったりする。
しかし、親日行為と民間人虐殺。どちらの罪のほうが重いのだろうか。
ベトナム戦争の功労者として勲章をもらった将兵の中には、それに加担した者もいるはず。
功労者の叙勲などに関わる機関ならば、偏向報道と簡単に決めつけずに、新日行為の摘発と同じくらいこちらにも関心を持って調査を行うべきか、と。
https://share.smartnews.com/WQtqb
韓国軍ベトナム戦の住民虐殺事件 韓国政府は「偏狭報道」と即断定
315
ツイートLINEお気に入り
25061