「為替レート1350ウォン、外国為替危機信号…韓米通貨スワップ締結時給」

世宗大学(総長ペ・ドクヒョ) キム・デジョン経営学部教授が去る10日オーストリアビンで開催された国際学術大会で「米国ドル還水と新興国外為保有高研究」に関する論文を発表した。キム教授は論文を通じて「為替レート１３５０ウォンの急騰と外国為替危機の再発防止のため、ユン・ソクヨル政府の韓米・韓日通貨スワップ締結が最も緊急だ」と主張した。

彼は「２９日、為替レート１３５０ウォン上昇が外国為替危機の信号だ。政府が急いで備えなければ、来年には１５００ウォンまで上昇するだろう」と話した。

金教授は「外国為替危機は繰り返し起こり、韓国が国家不渡りを再び当てれば企業７０％が破産する困難を経験するため、政府がしなければならない最も重要な業務は国家不渡りを防ぐことだ。米国は物価２％目標で基準金利を５％まで上げる。新興国３０％が破産する。政府は２００８年のように韓米と韓日通貨スワップを締結して２つの防御幕を準備せよ」と提言した。

キム・デジョン教授は「2022年7月末の外国為替保有高/GDP比率で韓国は27%と最も低い。スイス129%、香港129%、台湾91%、サウジ61%だ。国家部も危機がなかった」とし、「韓国銀行は外国為替保有高世界９位という話をしてはならない。スイス、香港、台湾、サウジ、ロシアはＧＤＰが韓国より小さいが外国為替保有額が多い。外国為替保有高は経済規模が大きくなると当然毎月増加する。絶対額基準ではなく、ＧＤＰ比率で見るのが妥当だ」と指摘した。

彼は「2008年の金融危機の時、為替レートが1600ウォンまで上昇し、当時政府の強力な要請で韓米通貨スワップが締結された。その時は韓日通貨スワップ700億ドルもあった」とし「ユン・ソクヨル政府の最も重要な政策は外国為替危機再発を防ぐことだ。代案は韓米・韓日通貨スワップ締結、外国為替保有高の倍増」と主張した。

続いて「BISが勧告した韓国適正外国為替保有高は9300億ドルだ。韓国の国際金融順位を１０位まで上げなければならない」とした。

それとともに「政府は韓米関係が復元されたため、韓米通貨スワップを強力に要請しなければならない。韓米・韓日通貨スワップ再開で金融危機を克服しよう」と提言した。

https://v.daum.net/v/20220830103040274