「他の国で通用しても、出版漫画市場の強い日本だけはウェブトゥーンが通じないだろうと思っていました。ところがあっという間に流れが変わり、今では韓国ウェブトゥーンが日本漫画エコシステムを破壊する側面まであります」。
世界漫画市場で日本が絶対強者だった時期から漫画界に身を置いてきた尹氏は「日本でもウェブトゥーンブームが起きている」と最近の流れを要約した。尹氏がLINEマンガのCCOとして在職しながら主に担当していた仕事も日本漫画出版物をベースにウェブトゥーンを作るノウハウを伝授するというものだった。過去、日本でも漫画を連載した経験がある尹氏は「かつて私に編集技術や作品企画の方向を教えてくれた日本の編集者が、今では逆にウェブトゥーンをどのようにしたらうまく作れるのか私に諮問を求めるようになり変化を体感した」とし「6カ月、いや毎月、市場の流れが急変していくのを感じることができるほどだった」と振り返った。
日本の漫画アプリ市場ではNAVERの「LINEマンガ」とカカオの「ピッコマ」が日本アプリを抜いて利用率1・2位を占めていて、両業者の年間取引額実績も毎年上昇している。日本経済新聞は22日、「漫画は日本のお家芸――。そんな常識が覆されつつある」と報じたりもした。
尹氏は最終目標を聞かれると「『米国にマーベル・DCがあるなら、アジアにはYLABがある』と言われるように会社を育てること」と答えた。米国のスーパーヒーロー世界観と違い、YLABの世界観には輪廻思想など東洋的思想が加味されていることが魅力に挙げられる。
尹氏は「2000年代初期ですら、私たちは西洋文化に憧れていた。でも今ではトレンドの軸が東洋にシフトし、逆に私たちの漫画が西洋人の目には新鮮で興味深いものとして映っているのではないかと思う」とし「マーベル・DCと肩を並べる会社になれないこともないという最近思うようになった」と自信をにじませた。
https://japanese.joins.com/JArticle/294873
「漫画が永遠だと思っていた日本でもKウェブトゥーンブーム」(
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