「韓国、チップ4参加カードで日本ホワイトリストの原状復帰を要求しなければならない」

韓国が米国主導の半導体サプライチェーン協議体である「チップ4（Chip4）」参加に先立ち、日本が韓国を「ホワイトリスト（輸出手続き優待国リスト）」から除外したことをまず解決しなければならないという声が高い。

米国が同盟であり、半導体設計分野最強国であることを考慮すれば、韓国がチップ4に参加するしかないという視点が優勢だ。半導体超格差技術力確保のために日本、台湾と協力しようという米国の提案を拒絶しにくい状況だからだ。また、次世代半導体サプライチェーンに参加し、その標準と技術資産から疎外されないため、チップ4加入は避けられないという声も出ている。

しかし専門家らは、チップ4参加国間の輸出規制紛争を解決せず、対中国牽制次元サプライチェーン協議体がなされるというのは趣旨にずれると指摘した。したがって、チップ4参加に先立ち、日本が韓国に対して取っているホワイトリスト除外措置が先行されなければならないと声を高めた。

先に日本政府は韓国最高裁判所の徴用・慰安婦賠償判決を問題として、2019年7月4日フッ化水素・フルオリンポリイミド・フォトレジストなど3品目の対韓国輸出規制措置を行ったのに続き、8月28日には韓国をホワイトリストから除外した。これに韓国が日本を世界貿易機構（ＷＴＯ）に提訴し、韓国も輸出優待国名簿から日本を事実上除外する方向に戦略物資輸出入告示を改正し、両国関係は急冷した。

韓国を狙った日本の輸出規制が正当かどうかを問うＷＴＯの最初の紛争解決段階であるパネル設置は３年以上にした足跡もさらに出ない状態だ。パネル委員さえ選定されていないため、訴訟手続きの進行はまったく既約さえできない状況だ。また、WTO最終上訴機関も米国が上訴機関委員の任命に反対し、2019年12月部に機能が停止した状態だ。

ある通常専門家は「チップ4参加国間の最も敏感な問題は輸出規制」とし「結局、参加国が中国に対する輸出規制前線を構築し、参加国間の輸出規制紛争が続くというのは矛盾」と主張した。続いて「何よりも米中サプライチェーン構築をめぐって貿易葛藤が深化している状況の中、韓日間の争いは戦略上不利である」とし「外交的に日本と葛藤を解くのが最善の解決方法」と付け加えた。

https://news.v.daum.net/v/20220809100240193