「ロシア制裁」言及しない韓国政府…ウクライナ情勢に「慎重」な理由は
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/42655.html
抜粋
まず、「非核化」を含む朝鮮半島平和プロセスへの悪影響を遮断することだ。ロシアは「拒否権」を持つ国連安保理常任理事国であり、6カ国協議当事国でもある。さらに、「北朝鮮核問題」を含む朝鮮半島問題の対話・交渉を通じた包括的・段階的解決という韓国の解決策を支持している。2008年から「戦略的協力パートナー関係」を結んできた韓ロの「戦略的協力」だ。文大統領が連席会議を終えながら「ウクライナ情勢が朝鮮半島平和プロセスに対する努力に否定的な影響を及ぼさないよう積極的に努力してほしい」と特別に注文したのもこのような理由からだ。
二つ目に、政権交代期に韓ロ関係を管理する必要性だ。韓国は伝統的に大統領選挙後、新政権の発足に合わせて「大統領特使外交」を行ってきたが、この時ロシアは米国、中国、日本とともに必ず含まれる「周辺4カ国」に分類される。大統領選挙まで半月も残っていない状況で、今回の事態をきっかけに韓ロ関係が悪化すれば、新政権発足直後に対ロシア外交に重大な問題が発生する危険性がある。政府関係者は「政権交代期という点を当然考慮するしかない」と述べた。
三つ目に、ロシアに進出している韓国企業の被害の最小化とエネルギー・原材料などの供給網への支障を回避する必要性だ。ロシアは韓国の12番目の貿易相手国だ。サムスン電子、現代自動車、LG電子などが現地で工場を稼動し、ロッテホテル、ロッテデパートが運営されるなど、173社が進出している。ロシアは韓国の9番目の輸入相手国だが、ナフサ、原油、有煙炭、天然ガスなど主にエネルギー・原材料中心だ。エネルギー輸入国である韓国にとっては重要な貿易相手だ。政府は事態が長期化しエネルギー・原材料供給に支障が生じれば、備蓄原油の一部を市中に供給し、無煙炭・穀物(飼料用)などの代替輸入船を用意する準備をしているという。
自分達の都合ばっかし。
韓国大統領府 ロシアへの独自制裁を重ねて否定
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