仏外相「トランプ氏にそっくり」と激怒 潜水艦契約を米国が横取り?
米英豪が中国に対抗しようと立ち上げた安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」をめぐり、フランスが猛反発している。米英が原子力潜水艦の技術を供与する影響で、オーストラリアがフランスとの潜水艦の建造契約を破棄したためだ。ルドリアン仏外相は「信頼が裏切られた」と非難。米国は釈明に追われている。
豪州のダットン国防相は16日、仏政府系軍事企業ナバルグループと2016年に結んだ潜水艦契約を破棄したことを明らかにした。12隻のディーゼルエンジン型を造る計画で、日本もドイツとともに受注を争った。AFP通信によると、契約総額は追加費用なども加味すると900億豪ドル(約7兆2千億円)に上る見込みだった。
ダットン氏は「従来型のディーゼル潜水艦は30年代以降に必要な能力がなく、我々は原子力潜水艦が必要だった。米英が運用するものと比べ、フランスのものは優れていなかった」と述べ、安全保障上、最良の選択だったと説明した。15日にバイデン米大統領が明らかにした「AUKUS」の構想では、豪州は原潜保有に向け、米英から技術供与を受けることになっている。
ルドリアン氏は16日、契約の破棄について「私はとても怒っている。同盟国間でこんなことがあってはならない」と非難。怒りの矛先は、事前に連絡しなかったという米国にも向かい、「一方的で、乱暴で、予測もつかない決定は(前米大統領の)トランプ氏がしていたことにそっくりだ」とバイデン政権を批判した。
決定に抗議し、17日にワシントンの仏大使公邸で予定されていた催しもキャンセルされた。AFP通信によると、米国の独立戦争を支援した仏軍の海戦での勝利を記念するパーティーだったという。
ブリンケン米国務長官は16日、「欧州諸国がインド太平洋地域で重要な役割を果たすことを歓迎する。特にフランスは重要なパートナーだ」と述べて火消しに努めている。フランスに事前の連絡がなかったとの指摘には「AUKUSの発表前も含め、フランス側とはこの48時間で連絡を取り合ってきた」と語った。だが米ニューヨーク・タイムズは、米政府がフランスに通告したのは発表当日の朝だったと報じている。
https://www.asahi.com/articles/ASP9K6X1RP9KUHBI00J.html
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