アフガニスタンからアメリカ軍の撤退期限が24時間以内と迫る中、アメリカ国防総省が緊急会見を開き、アメリカ軍の撤退が完了したと発表した。
アメリカのマッケンジー中央軍司令官は、日本時間31日午前、アメリカ軍の兵士と民間人を乗せた最終便がカブールの空港を飛び立ち、アメリカ軍のアフガニスタンからの撤退を完了したと発表した。
マッケンジー司令官は、これまでにアメリカ軍は12万人以上の民間人を退避させたと述べている。
アメリカメディアは、まだ退避を希望するアメリカ人250人ほどがアフガンに残されていると報じていて、現地では依然、緊張した状態が続いている。
https://www.fnn.jp/articles/CX/231952アフガン 国連安保理が決議を採択 “退避者の安全な出国”タリバンに要求
国連の安全保障理事会は30日、アフガニスタンを制圧した武装勢力「タリバン」に、国外への退避を希望する人を安全に出国させるよう求める決議を採択した。
決議案は、武装勢力「タリバン」に対し、女性の権利を含む人権を守ることや、アフガニスタンからの退避を希望する外国人やアフガニスタン人が、安全に出国できるよう求めていて、アメリカ・フランス・イギリスが共同で安保理に提出し、採択された。
一方で、フランスのマクロン大統領が言及していた、国連主導で首都カブールに安全区域を設ける構想は、盛り込まれなかった。
また中国は、「アメリカによる報復攻撃で、民間人が犠牲になった」などと非難し、ロシアとともに、採択を棄権している。米軍、撤退完了前に多数の兵器を無力化 アフガン首都
AFP=時事】米軍は30日にアフガニスタンからの撤退を完了する前に、首都カブールの空港で、多数の航空機や装甲車、防衛兵器を無力化した。米中央軍のケネス・マッケンジー司令官が明らかにした。
マッケンジー氏によると、米軍は、カブール(ハミド・カルザイ)国際空港にあった航空機73機を「武装解除」または無力化した。
また、軍用車両ハンビー27台と、1台100万ドル(約1億1000万円)もするMRAP(耐地雷・待ち伏せ攻撃防護車両)約70台を残してきたが、MRAPは無力化してきたという。
米軍は、カブールの空港の防衛に使われていた対ロケット弾・野戦砲弾・迫撃砲弾兵器システムも残してきた。同システムは30日、イスラム過激派組織「イスラム国」が発射したロケット弾5発の迎撃に役立った。
マッケンジー氏は、「われわれは(最後の米軍機が出発する)土壇場まで、システムを稼働し続けることに決めた」と述べた。「こうしたシステムの解体は複雑で時間がかかるので、武装解除し、二度と使用できないようにする」タリバン「完全な独立」を宣言 最後の米軍機が飛び立つ
イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンの首都カブールでは30日深夜、タリバンの戦闘員たちが国際空港周辺に集まり、最後の米軍機が飛び立つ様子を見届けた。
タリバン戦闘員の一人は31日未明、朝日新聞の電話取材に「長い戦いは我々の勝利で終わった」と語った。戦闘員によると、米軍機の離陸直後、タリバン特殊部隊が空港内に入り、全域を占拠したという。
SNS上には、暗視ゴーグルをつけたタリバン特殊部隊が空港内をライトで照らしながら、格納庫などを点検する様子とされる映像が拡散した。
住民によると、カブールでは2時間以上、銃声が鳴りやまなかった。空に向かって銃を連射することで喜びを表すタリバンの「祝砲」とみられる。
タリバンのスハイル・シャヒーン幹部は31日未明、「最後の米軍機が飛び立った。我が国は完全な独立を勝ち取った。アラーをたたえよ。すべての国民に心からお祝いしたい」とツイートした。タリバン幹部「歴史つくった」 首都に歓喜の銃声響く―アフガン
ニューデリー時事】アフガニスタン駐留米軍が撤収を完了したことを受け、イスラム主義組織タリバンの幹部は31日、ツイッターで「20年に及ぶ占領が終わった。われわれは歴史をつくった」と投稿し、勝ち誇った。ムジャヒド報道担当者も「われわれの国が完全な独立を勝ち取った。神に感謝」とツイッターで喜びをあらわにした。
首都カブールでは、撤収を祝うタリバン戦闘員らが空に向けて何度も銃を発射する音があちこちで鳴り響いた。地元記者によると、流れ弾に当たったとみられる市民を搬送する救急車なども見られた。
一方、市民からは米軍撤収でタリバンの行動に歯止めが効かなくなることを恐れる声が上がっている。タリバンは8月15日にカブールを制圧後、都市部を中心に住居を1軒1軒回り、外国軍やメディアへの協力者を探している。
2017年から米軍のために働いていたというカブール在住の男性(31)は、「米国は連れ出してくれなかった。必死に連絡を取ろうとしたが、誰も反応してくれない。私は危険な状態にある」と訴えた。欧米諸国の大使館で働いていた男性(29)も「タリバンに見つかったら殺されるかもしれない。カブール市内のあちこちの知人の家を転々としている」と語った。各国が近隣諸国へピストン輸送してる間に抜け駆けした韓国軍ww 。
それをホルホルする韓国政府、国民、西側から非難されても知らないぞ!ww 😅アフガン医療体制、海外支援停止で崩壊寸前 国際団体が警鐘
[30日 ロイター] - アフガニスタンではイスラム主義組織タリバンによる実権掌握以後、国際支援が停止し、医療体制が崩壊の危機にある。2つの国際的な人道支援団体がロイターに明らかにした。
先月に米国が駐留軍の大半を撤収させて以後、タリバンは軍事行動を激化させ、8月15日に首都カブールを制圧。その直後、世界銀行や欧州連合(EU)を含む国際的な支援者がアフガニスタンへの資金提供を停止した。
国際的な医療・人道支援を担う非政府組織(NGO)「国境なき医師団(MSF)のアフガニスタン代表は、「アフガンの医療システムについては、支援不足による崩壊が大きなリスクの一つだ。医療システム全体で何年にもわたって職員も設備も資金も不足しており、この資金不足が長期間持続くことも大きなリスクだ」と述べた。MSFは、アフガン最大級の医療支援団体。
一方、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のアフガニスタン支部長は、既に脆弱で海外からの支援に依存しているアフガンの医療体制は一段と圧迫されていると指摘。「現場では大規模の人道支援が必要な状況だ」と述べた。自衛隊も撤退だろうから現地に残した日本人って何人なんだろ?
アフガン大使館機能、カタールへ 政府
時事通信社
茂木敏充外相=18日、イスラエル・エルサレム(EPA時事)
茂木敏充外相は31日の閣議後の記者会見で、アフガニスタン情勢の混乱を受けて一時的にトルコのイスタンブール総領事館に置いている在アフガン大使館の機能を、カタールに移す方向で検討していると明らかにした。関係国の調整の場になるなどカタールの首都ドーハの重要性が高まる見通しであることを踏まえた対応。
茂木氏は「タリバンが(ドーハに)政治事務所を置いており、そこでいろいろなコミュニケーションが行われると思う」と指摘。アフガンからの退避を希望する邦人や大使館の現地スタッフらの支援に引き続き全力を挙げる考えを示した。>>9
日本の外務省は、アフガニスタンを危険な国として、日本国民にレベル4の「退避してください」の勧告を出している。
■日本大使館職員とJICA職員はすでに退避
日本人大使館職員12人は17日にすでに英軍機でドバイに脱出している。また関係筋によれば、JICAの日本人職員たちも全員アフガニスタン国外に退去した。筆者が27日、外務省に問い合わせたところ、27日現在でアフガニスタンに残っている日本人は国際機関に勤務している人などわずかに6人だった。
26日のNHKの報道には「活動期間が限られる中、自衛隊は26日中にできるだけ多くの人を輸送したい考えです」とあるが、そもそも「できるだけ多くの」邦人はいない。
加藤官房長官の発言の「職員の皆さん方」は邦人ではなく、アフガニスタン人のローカル・スタッフを指すのだろうが、もう少し明確に、具体的に誰を指すのか説明すべきだったろう。>>10
こういう人たちが残った
アフガニスタンでの人道支援に取り組んでいる福岡のNGO・ペシャワール会は、政権崩壊による情勢不安を受けて休止していた診療所を再開しました。
ペシャワール会は、2019年に凶弾に倒れた中村哲医師を現地代表として長年アフガニスタンで医療活動や用水路の建設に尽力してきました。
タリバンが政権を掌握して以降、現地の診療所の活動を休止していましたが、周辺で戦闘が確認されていないことや地元住民から再開の要望が強かったことから、診療所を8月21日に再開したということです。
2020年度の患者は約4万3000人で、直近では、新型コロナの影響で例年よりも多くの患者が来院していました。
一方、用水路事業や農業については引き続き中断していて、「再開については今後の情勢を踏まえて慎重に検討する」としています
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2021082611411最後の輸送機飛び立ち歓呼とあきらめ入り交じるカブール国際空港
米軍撤退期限前日の30日午後11時59分、カブール国際空港から最後のC-17輸送機が離陸するとタリバンが勝利の歓声を上げた。AP通信は「空港周辺の道路のあちこちで自動車のクラクションや口笛の音が鳴り喜びの祝砲が撃たれた」と伝えた。
タリバンの旗を掲げた車がヘッドライトを点灯して通りにあふれた。31日午前1時にタリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官がSNSを通じ「完全な独立を達成した」と宣言し、タリバンの隊員らはカブール市内各地で祝砲を発射した。1時間ほど続いた爆発音にカブール市民は恐怖に震えなければならなかった。
ニューヨーク・タイムズは「歓呼するタリバンと対照的にカブール一帯はあきらめの雰囲気で覆われた」と報道した。脱出に失敗した住民らは夜が明けるとカブール市内の銀行に集まり現金を引き出すため行列を作った。アフガン中央銀行は28日に民間銀行の営業再開を命令し、1人当たり現金引き出し額を1週間200ドルに制限した。生活必需品と食料品などの物価は急騰している。
11年間カブールで金物店をしていた店主はAP通信とのインタビューで、「タリバンがカブールに進入した後は1人のお客もいない。お金がある人はみんな外国に脱出し、貧しい人たちだけ残った」と吐露した。国際格付け会社のフィッチ・レーティングスは今後2年間にアフガンの経済規模が10~20%ほど縮小すると予想し、これはこれに先立ち国家的危機を体験したシリア、レバノン、ミャンマーの状況と似ているものと予想した。>>14
◇米国人と協力者残したまま米軍撤退…「道徳的災害」
残された米国人と現地協力者は不安に震えている。すぐにでもタリバンの報復が現実になる恐れがある。ロイターは戦時同盟協会(AWA)の資料を引用し、25日基準で米国の特別移民ビザ申請者とその家族は6万5000人、第2優先順位の資格がある人とその家族が最大19万8000人アフガンに残っていると伝えた。第2優先順位資格は米国の報道機関や非政府組織(NGO)などで働いた人に与えられる。
特別移民ビザ所持者で米軍輸送機を乗れなかったハマユンさんはニューヨーク・タイムズとのインタビューで、「米国は私を裏切った。隣人らはタリバンに私が米国人と働いていたという事実を知らせた。私は悲惨な状態に置かれた」と鬱憤を爆発させた。米特殊部隊の通訳として働いたマイクさん(仮名)は「米軍のために多くを犠牲にしたが結局捨てられたという事実が信じられない」と話した。カンダハルからきたというある男性は米軍の通訳で働いたという書類を持って空港に残っていた。彼はAP通信とのインタビューを通じ「空港周辺で3日間待った。まだ機会があるのかわからない」と焦りを見せた。
米国の民間プロジェクトで設立されたアメリカン大学の学生らもそっくり残された。約6万人の学生と親戚らがカブール空港までバスに乗って行ったが、空港ゲートを通過できなかったという。アメリカン大学は米国際開発庁(USAID)の資金支援を受け2006年にカブールに開校した大学で、外国人教授陣が英語で講義し男女の学生がともに学ぶ西欧式教育機関だ。タリバンは2016年にキャンパスに乱入し銃撃テロを行い学生と教授ら16人が死亡している。>>15
◇米「救出の約束にデッドラインはない」
この日中東を管轄する米中央軍のマッケンジー司令官は会見を通じ「今回の退避と関連して多くの悲痛さがある。脱出を望むすべての人を移送できなかった」と認めた。ブリンケン米国務長官は「アフガンに残した米国人は200人未満で100人に近い。国務省は彼らを救出するため努力を続ける」と話した。米政府によると、この2カ月間に米軍と連合軍がカブール国際空港から国外に移送した人は12万3000人だ。このうち米国人は6000人で、大多数がアフガン人だった。
バイデン大統領は「アフガンを離れようとする人たちが安全に移動できるようにするというタリバンの約束を世界が見守るだろう」と話した。これに先立ち27日にタリバン側首席交渉者であるモハンマド・アッバス・スタネクザイ氏は「適法な書類さえ備えれば国籍に関係なくだれであれアフガンを離れることを妨げない」という声明を発表している。ブリンケン国務長官は「米国を助けたアフガン人を退避させるのに最善を尽くすだろう。彼らに対してわれわれの(救出の)約束にデッドラインはない」と話した。
しかしワシントン・ポストは多くの人々を残したまま米軍が撤退を完了したのは「道徳的災害」と指摘した。ザ・ヒルもやはり「バイデン大統領は今月初めに軍撤退終了期限を延長すべきという指摘が出ると『すべての米国人を退避させる』と約束した。これに対する非難に直面するだろう」と予想した。
https://s.japanese.joins.com/Jarticle/282451英国人数百人残留 米軍撤収後のアフガン
【ロンドンAFP時事】ラーブ英外相は31日、BBCラジオに出演し、米軍撤収後のアフガニスタンに残された英国人は「数百人」と推計した。一方で「正確な数字を示すのは難しい」とも述べ、実態を把握していないことを認めた。
英国のカブール空港からの退避支援活動は28日に終了した。外相は「4月以降、われわれが保護した英国籍保持者は5000人を超えており(残っているのは)今は数百人だ」と強調した。アメリカは引くときは早いでー。
朝鮮人は気をつけんと。アフガン撤収 外国人ら退避継続は難航も
ブリンケン米国務長官は8月30日、米軍のアフガニスタン撤収完了後も取り残された米国人や他の外国人、アフガン人協力者らの退避に向け、同国の実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンとの折衝を続けると強調した。しかし、主要な出国ルートである首都カブールの国際空港の再開時期が見通せないなど、先行きは不透明だ。
ブリンケン氏は、アフガンからの退避を希望しながら残っている米国人が100人超から200人弱いると説明。アフガンにルーツを持つ二重国籍者が出国をためらうケースもあるものの、「国として全力で保護する」と強調した。
だが、外交面でのタリバンへの働きかけや現場レベルでの協力は今後いっそう難航する可能性が高い。米国は同日付で在カブールの大使館業務を停止して機能をカタールの首都ドーハに移転させており、米軍撤収で軍事力の裏付けを失ったのに加えて、外交的なプレゼンス(存在感)の低下も避けられないためだ。
残留者の退避は米国だけの問題ではない。英国のウォレス国防相は8月27日時点で、100~150人の英国人と退避の資格がある千人前後のアフガン人が取り残されるとの見通しを示している。ロイター通信によると、ドイツも約300人の国民が残っている。
このため国連安全保障理事会(15カ国)は30日、タリバンに対し、希望者はいつでも出国できるとした27日の声明を順守し、安全な渡航を保証するよう求める決議案を賛成多数で採択した。米英仏など13カ国が賛成し、中露は棄権した。
米連邦航空局(FAA)は30日、航空管制システムが停止していることなどを理由に、米民間機の同空港への乗り入れを禁じると通知し、アフガン上空の飛行もほぼ全面的に禁止。米国など国際社会とタリバン支配下のアフガンの間には、円滑な退避継続に不可欠な外交上の調整機能や空港運営能力の確保といった課題が山積している。
https://www.sankei.com/article/20210831-6QND5NN2A5LBVFR3QOD7KEKPYA/米、民間機のアフガン飛行を禁止 管制機能「停止」
米連邦航空局(FAA)は30日、米民間機がアフガニスタンの首都カブールの国際空港に乗り入れることを禁止する通知を出した。航空管制システムが停止しているためだと説明。アフガン上空の飛行もほぼ全面的に禁じた。
通知は即日発効した。FAAは通知で、「空港の管制機能や空港サービスが利用できない」状態にあるためだと説明。米航空会社をはじめとする民間機の到着や出発、上空の通過を禁じた。ロイター通信によると大半のアフガン上空の飛行も禁じられた。
31日を期限とした米軍撤収作業に関連し、FAAは今月18日、米国防総省の許可を前提として、米航空会社によるカブール空港への乗り入れを認める通知を発出。民間機による米国民らの退避活動を進めていた。
アフガンのガニ政権の崩壊後、カブール空港の管制は実質的に米軍などが担っていたとみられる。
https://www.sankei.com/article/20210831-TGV47TWTSBLXTL4T5CRFTEGIMY/米の空爆、米の慈善団体職員犠牲に 当日も難民キャンプで食事提供
アフガニスタンの首都カブールで8月29日、米軍が車両を空爆し、複数の民間人が巻き添えになった問題で、犠牲者の1人は米国の慈善団体の職員だったことがわかった。米メディアが先に報じ、団体の代表が30日、朝日新聞の取材にも認めた。
男性はゼマリ・アフマディさん。ニューヨーク・タイムズ紙によると、29日午後に車で同僚を送った後、兄弟3人やその子どもらと暮らす自宅に駐車しようとしたところ、空爆があった。帰宅したアフマディさんを迎えようと、車に駆け寄っていた子どもたちも被害にあい、死者は子ども7人を含む10人に上った。
国連児童基金(ユニセフ)のアフガニスタン事務所代表、ドリス氏も30日、子どもの死者が7人確認されたと会見で説明した。
アフマディさんは、米カリフォルニア州に本拠を置く慈善団体「栄養&教育インターナショナル」の職員だった。スティーブン・クウォン代表によると、アフガニスタン事務所の技術エンジニアとして2006年11月に採用されたという。
クウォン氏は30日、取材に対し、「彼は才能と専門知識を生かし、アフガン国内11カ所の大豆加工工場の設立に貢献してくれた」と話した。「同僚から尊敬され、貧しいひと、困っているひとに対する思いやりの心を持っていた」
クウォン氏によると、29日も同僚と大豆料理をつくり、カブールの難民キャンプで女性や子どもに配ったばかりだった。「突然の死に悲しみ、ショックを受けている」という。
https://www.asahi.com/articles/ASP805X2BP80UHBI00R.html数秒の問題」 アフガンに取り残された人々、退避の見通し立たず
米軍の撤収が完了したアフガニスタンには、出国を希望する外国人のほか、各国政府に協力してきたアフガン人やその家族が数多く取り残されている。日米欧などが8月29日に発表した共同声明によると、イスラム主義組織タリバンは外国人と外国の査証(ビザ)などを持ったアフガン人の安全な出国を確約したとされるが、具体的な退避計画の見通しは立っておらず、正確な人数もわかっていない。
ブリンケン米国務長官は30日、アフガンからの退避を望む「200人以下、おそらく100人近く」の米民間人が残っていると明らかにした。現地に長期滞在するアフガンとの二重国籍者やその家族には、退避すべきかを迷っている人もおり、「正確な人数の把握に努める」と述べた。さらにブリンケン氏は、タリバンからの報復が懸念されるアフガン人協力者も多くが取り残されていることに触れ、「彼らを助けるための努力を続ける。我々の責任に期限はない」と強調した。
米ホワイトハウスによると、米国は7月末以降、12万2300人をアフガンから退避させた。うち5400人は米国の民間人とその家族だという。しかし、米メディアによると、現地に残された政府機関やメディアのアフガン人協力者、アフガンの人権活動家らは数万人とみられている。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は30日の論説記事で、「バイデン政権の戦略的、戦術的なミス」に起因する「道義的な災害」だと厳しく批判した。
米国に先駆けて退避作戦を終えた欧州諸国も人道的な責任を問われている。「見つかれば拘束され、殺される。脱出方法をみつけてください」。英BBC放送は30日、英政府機関に協力してきたアフガン人男性の不安の声を伝えた。男性は英国から入国許可を得たが、カブール空港近くにタリバンが設置した検問所を通過できず、家族と共に居場所を転々としているという。「私たちは生き延びるために闘っています。数時間、数日の問題ではなく、数秒の問題です」
https://mainichi.jp/articles/20210901/k00/00m/030/021000c◆性急に社会を変えようとして支持を失ったアメリカ
長谷部:アメリカは自分たちの価値観に則って、民主主義や男女平等、女性の社会進出などをアフガニスタンに取り入れようとしました。しかし、田舎には伝統的な文化や社会習慣が根強くある。権利を認めていくことはいいことなのですが、アメリカはそれを急激に変えようとしてしまったのではないでしょうか。
西牟田:当時、米軍はたくさん誤爆をしていましたね。
長谷部:当初は「タリバンよりもいい形に国を変えてくれるんじゃないか」と期待する人々もいたのですが、2000年代後半になるとアメリカは支持をほとんど失っていました。罪のない人が米軍とNATOの誤爆や攻撃でたくさん亡くなりましたから。
西牟田:そこに文化の押しつけも加わってきたと。
長谷部:そうです。アメリカ軍は誤爆をたくさんしただけでなく、ときには「テロリスト」がいるということで家宅捜索したりもしました。そのとき、女性たちがいる部屋も含めて入っていくわけです。家の中で顔を出して過ごしている女性たちが外国人に顔を見られたりするわけです。それは現地の人にとっては衝撃ですし、反感を買いますよ。
実際に、私は長老から言われたことがあります。
「アメリカは私たちの文化の破壊者だ。我々の文化を犯そうとしている」と言って、非常に怒っていました。
権利や生活の向上自体はいいことですが、アメリカは特に統治のあり方と女性の権利に関して、西洋のやり方をこの20年間押しつけ過ぎてしまいました。もっと現地の事情になじんだ方法で少しずつやるべきでした。
◆文化を尊重しながら、徐々に変えていくことが必要
https://nikkan-spa.jp/1776728■アフガニスタンのいま
伊藤氏は「中国やロシアがアフガニスタンに介入する可能性は低いのではないか」と語る。「ロシアはアフガニスタン侵攻に失敗した苦い経験がある。中国の新疆ウイグル自治区はイスラム過激派との深い結びつきがある。中国指導部も、アフガニスタンに手を出せば米国との深刻な対立を招くことはわかっている」
そして、伊藤氏は、米国民は米軍撤退を当然の結論だと受け取っているとみる。バイデン大統領は「(米国の)アフガニスタンでの任務は、国家の建設や中央集権的な民主主義の構築ではない」と語った。伊藤氏は「サンクコスト(これまでに投じたコスト)に拘泥しない、米国らしい考え方だ」と語った。
燃えるペンタゴンを直接目撃し、米軍人たちの悲痛な声を聴いた伊藤氏は、アフガニスタン戦争について「自由主義に対するテロは絶対に許さない」という信念から起きた出来事だと考えている。
その一方、アフガニスタンの首都カブールの空港付近で8月26日に起きた自爆テロにより、米兵13人が死亡した。バイデン大統領は「我々は許さないし、忘れない。追い詰めて代償を払わせる」と述べた。20年前、伊藤氏が米国で見聞きしたことが今も続いている。
https://globe.asahi.com/article/14429408担々麺食いたくなったな🤣🤣🤣
タンタンタリバン、退避の米国人に付き添い 米国と秘密裏の合意
CNN) 米軍がイスラム主義勢力タリバンと秘密裏に交渉を行い、その結果、アフガニスタン首都カブールの空港の入り口で、アフガンからの脱出を図る米国人の集団にタリバンのメンバーが付き添い役を果たした出来事があったことがわかった。防衛当局者2人がCNNに明らかにした。
当局者によれば、米軍の特殊作戦部隊が「秘密の入り口」を空港に設置し、米国人に対して避難中に指示を与える「コールセンター」を設けた。
当局者によれば、米国人は事前に設定された空港近くの集合場所に集まるように通知を受けた。タリバンがそこで身元の確認を行い、米軍が配備された入り口まで米国人を短距離搬送。アフガニスタンからの脱出を模索する人々が大勢いるなか、配備された米兵が米国人を中に通した。
今回の合意は注意を要するものだとして当局者は匿名を条件に語った。今まで明らかにされなかったのは、公表することによるタリバンの反応を米国が懸念したほか、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の分派組織「ISIS―K」の工作員が米国人がタリバンに付き添われていることに気が付いた場合、ISIS―Kからの攻撃を受けることを憂慮したためだという。
ISIS―Kは先週発生したカブール空港の自爆テロを実行したとの犯行声明を出している。この自爆テロでは米兵13人と170人以上のアフガニスタン人が死亡した。
米国はここ数年、軍事的、外交的にタリバンと接触し、政治会談や衝突回避の取り組みを進めていた。しかし、今回、米軍とタリバンとの間でかわされた秘密裏の退避の取り決めは戦術上の調整がこれまでにない水準に達したことを反映している。関係は不明だが、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は先ごろ、カブールで、タリバン幹部と秘密面会していた。
https://www.cnn.co.jp/world/35176029.htmlタリバン報道官「国にとどまること勧める」
NNN
イスラム主義勢力タリバンの報道官が、NNNの取材に応じ、日本大使館などのアフガニスタン人職員について、「国を再建するためにとどまることを勧める」と述べました。
アフガニスタンでは、自衛隊の撤退を受け、出国を希望するアフガン人、およそ500人が残されたままになっていますが、タリバンの報道官は次のように述べました。
タリバン報道官・ナイーム氏「国民は日本であれ、どこであれ行くことができる。しかし我が国にとどまり国を再建することを勧める」
また、「かつて日本が占領から独立し発展したように、国を発展させたい」と述べた上で、国際社会の支援を求めました。
ナイーム氏「なぜ国際社会は、脱出したい人だけ支援したいのかわからない。経済や衛生、教育などすべての面でアフガン人への支援を望む」
アフガン中央銀行が保有する、およそ1兆円の資産のほとんどはアメリカに凍結されていて、タリバン側の苦しい財政事情をにじませた形です。<米軍の兵器を見せびらかすタリバンは、今やアフガン全土に見られる光景だ>
タリバンの一員と見られる人物が、米軍の軍用ヘリコプター「ブラックホーク」から吊り下げられて降下する様子を映した動画が拡散している。アフガニスタン南部の都市カンダハルを「パトロール中」のものだというこの映像は、再生回数が200万回を超えた。
アメリカ軍が2001年にアフガニスタンに軍を派遣したのは、米同時多発テロの報復のためだった。その後アメリカ軍は、アルカイダと同盟関係にあったタリバンの排除に成功した。
だがアメリカ軍とその同盟国軍がアフガニスタンから引き上げるなか、タリバンはたちどころに全土を掌握し、首都も支配下に収めた。
タリバンは、アフガニスタンの実権を再び掌握した際に、アメリカ軍がアフガニスタン政府軍に提供した多数の武器や砲弾などを没収した。そのなかには、ブラックホークや全地形対応の軍用車両「ハンビー」も含まれている。SNSの写真や動画を見ると、8月半ばにはすでに、タリバン戦闘員が各地で武器などを見せびらかしている様子がわかる。
アメリカ政府監査院(GAO)の報告書によると、アメリカは2003年から2016年に、アフガン政府軍に対して大量の戦闘機器を提供。各種のライフル銃が35万8530丁、機関銃が6万4000挺以上、自動擲弾発射器(グレネードランチャー)が2万5327基、ハンビーが2万2174台などだ。
アメリカを拠点とするアフガニスタン復興特別査察官(SIGAR)の報告書によると、2021年6月末の段階では、アフガン空軍がそれまでに運用していた航空機は、戦闘ヘリコプターや航空機など167機だった。
SIGARの報告書はさらに、2017年12月から2021年6月までに、少なくとも3012台のハンビーがアフガン軍に提供されたとしている。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/09/post-97026.php輸送機“ぎゅうぎゅう詰め” アフガン撤退の米兵映像を公開 タリバン兵士は空港で祝砲
暗闇の中、次々に動く人影。 多くの人たちが乗り込む先は、撤退期限前日の8月30日、アフガニスタンのカブール空港からアメリカ軍の輸送機が離陸する際の映像。
国防総省が公開した。
輸送機の内部を見ると、隙間がないほど、ぎゅうぎゅうに乗り込んでいるアメリカ軍の兵士たちがいた。
今回のアメリカ軍の完全撤退について、アメリカのバイデン大統領は「アメリカしか達成できなかっただろう作戦は、勇敢な行動力によって、すばらしい成功を収めた」と演説した。
しかし、現地では...。
完全撤退の直後から、夜空に向かって、タリバンの兵士たちが祝砲を花火のように上げていた。
一夜明けると、カブール空港には、武装したタリバン兵が配備された。
アメリカ軍の輸送機や車両は残されたまま。
ヘリコプターの操縦席には、タリバン兵が収まっていた。
https://www.fnn.jp/articles/CX/232868「あなたが言うことと現場で起きていることに乖離がある」須賀川記者、タリバン報道官に問う【インタビューロング版】
アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン。その報道官が日本メディアでは初となる対面でのインタビューに応じました。女性の就労制限、芸術や音楽への考え方、アルカイダとの関係、ウイグル族と問題を抱える中国との関係、イスラム法による罰則・・・などなど、タリバンの政治部門の本部がある中東カタールで須賀川拓 中東支局長がじっくり聞きました。
第一に必要なことは治安維持だ。第二に政治家らと協議を推し進め、前政権で顕著だった政治的空白を埋める。そして新たなイスラム政府を樹立させる。第三は普段の生活を取り戻すことだ。全ての市民、教員や教授など教育関係者にも仕事に戻ってほしい。
第一に、空港に集まっている人たちはほとんどが“経済難民”だ。外国人によってうわさが広がっている。「欧米に移住したければ空港に行け」と。だから人々が空港に集まっている。そのせいで人々が折り重なり飛行機につかまるなどして多くの死者が出た。
街の人たちが話していることを聞くと「空港に行け」と言っている。欧米に移住できる「ゴールデンオポチュニティ(=千載一遇のチャンス)」だと。正式な書類が無くても大丈夫だと(噂が)広がっている。「ゴールデンオポチュニティ」なんだと。空港にいけば移住できると思っている。
恐怖を感じているという話は現実的でない。私たちは全面的な恩赦を発表しているから恐怖はないはずだ。私たちは、何千人ものガニ政権や治安部隊に関連した人物を逮捕したが全員釈放した。多くの私たちの仲間を殺害した多くの殺人犯も釈放した。全てを分かったうえで逃がしている。
中国は素晴らしい隣国でもあり、強大な経済力を持った友好国だ。彼らとは良い関係を築きたい。お互いにとって良いはずだ。だからといって他の国と、関係を持たないわけではない。例えば日本ともポジティブな関係を持ちたい。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4350196.htmlアフガン人協力者、大半が退避できず 米高官が認める
アフガニスタンの首都カブールの空港で、国外退避便を待つアフガン市民ら(2021年8月16日撮影)。
【AFP=時事】米国務省高官は1日、米軍のアフガニスタン撤退に伴い国外退避を希望したアフガン人協力者のうち、大半を退避させられなかったことを認めた。米国は、混迷を極めたアフガン戦争最後の日々に強いられた厳しい選択の結果と向き合い始めている。
ジョー・バイデン政権は、イスラム主義組織タリバンがアフガン人の出国を今後も許可すると約束したと説明している。しかし、20年間にわたる戦争で米国に協力した人の多くは、報復を恐れている。
匿名を条件に取材に応じた国務省高官は、すべての人が退避できるよう努力し続けると誓約。「(退避作戦を)経験した誰もが、われわれが強いられた選択と、退避させることができなかった人々にさいなまれている」と語った。
米国はアフガン撤退に伴い、12万3000人以上をカブールの空港から退避させた。これには米国市民のほか、米国の軍事作戦に協力し、特別ビザ(査証)の受給資格を得た現地の通訳者などが含まれている。
バイデン氏は、この退避作戦は前代未聞のものだったとして、その成果を称賛。だが同高官は、正確な数字は言えないものの、アフガン人のビザ申請者とその家族の「過半数」が取り残されたことを認めた。ホワイトハウスは8月初旬の発表で、約2万人のアフガン人がこのビザを申請しており、家族を含めた数は10万人以上になるとしていた。
米軍の駐留するカブール国際空港に向かうアフガン人に対し、タリバンが暴行や嫌がらせ行為に及んでいるという情報が複数伝えられていたが、同高官によるとタリバンは協力的で、人々の通行をおおむね許可していたという。
同空港には国外退避を希望する人々が殺到し、混乱が広がった。空港に派遣された国務省のベテラン職員によると、毎日乳児を含む子ども30人以上が親とはぐれる「悲惨」な事態となっていた。>>13
麻薬の原料のケシの栽培を止めさせようとするとタリバンの攻撃目標になる。
タリバンの資金源の一つは麻薬の密売だからね。
米国もDEA(麻薬取締局)の特殊部隊を送り込んでケシ畑を片っ端から焼き払ってるくらいだよ。アフガン撤退完了、混乱の責任めぐり米当局者同士が非難の応酬
ワシントン(CNN) 米軍のアフガニスタンからの撤退が公式に完了したのを受け、ホワイトハウスでは退避作戦を検証する困難なプロセスが始まっている。アフガン首都のカブールがイスラム主義勢力タリバンの手に落ちたため急ピッチで進めることを余儀なくされた同作戦は結果的に大混乱に陥り、多くの犠牲者を出した。
政権内部で行う検証作業について、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は先月、作戦全体で起きたあらゆる事象を評価する意向を表明。改善の余地や対策の抜け穴などを洗い出して先へ進むと述べていた。
しかしホワイトハウスはすでに公式の非難という形で、大混乱を招いたとする多くの外部要因に言及している。その矛先はトランプ前大統領が昨年2月にタリバンと結んだ和平合意や、アフガン治安部隊などに向けられた。バイデン大統領と側近らは、同部隊が自分たちの国を守るために戦うのを拒否したと訴える。
非公式には、ホワイトハウスと国務省の当局者らから不満の声が上がる。彼らは多大な責任を負うべきなのは自分たちではなく情報部門に属する組織だと考えている。カブールがこれほど早く陥落するのを予測できなかったというのがその理由だ。
米国のアフガン和平担当特別代表を務めるザルメイ・ハリルザド氏への怒りを表明する当局者も多い。彼らによれば同氏の示す評価は実際よりも楽観的で、タリバンの真の意図をもっと現実的な観点から分析する必要があったという。
しかし情報機関の当局者や民主・共和両党の議員は、ホワイトハウスが情報部門をスケープゴートにしようとしていると反論。情報機関が厳しい評価を提示したにもかかわらず、国家安全保障会議(NSC)と国務省がそれを無視したと主張した。今年の春と夏に行われたこの評価では、アフガン政府がすぐにも崩壊しかねない状況にあると警告していた。さらに当局者らは、アフガニスタンでの駐留を継続したいという国防総省の要望をホワイトハウスが却下していたとも指摘。このやり取りがあったのは、バイデン氏が4月に撤退を発表する前だという。
https://www.cnn.co.jp/usa/35176105.html米軍がアフガニスタンに落とした「忍者爆弾」の恐ろしい威力
8月30日に20年に及ぶアフガニスタン駐留を終えた米軍。首都カブールで自爆テロを起こした過激派組織イスラム国(IS)系の地元武装勢力に対し、報復攻撃を断行した際には、“秘密兵器”を使用したと報じられた。それが米軍内で「忍者爆弾」(ニンジャ・ブレード)と呼ばれる『R9X』だ。
「忍者爆弾は小型のミサイルで、レーザー誘導して標的をピンポイント攻撃できる強みがある。着弾時に弾頭を爆発させる代わりに6枚の大きな刃が飛び出て標的を切り刻みます。今回の攻撃での使用を米軍は明らかにしていませんが、アラブ首長国連邦にいる米軍の操縦者が『死神』(リーパー)と呼ばれるドローンに装填し遠隔操作して発射したようです」
忍者爆弾は米軍がテロリストを攻撃する際、民間人が巻き添えになることを避ける目的で約10年前に開発が始まり、2019年に初めて実戦で使用された。だが、今回の報復攻撃では民間人が犠牲になったと報じられた。
「これまでは地上にいるCIA工作員や協力者による詳細な情報などに基づいて攻撃作戦を行なっていましたが、今回は撤退に伴い、地上の情報が少ないなかで実行されたようです。いくら新兵器を開発しても不確かな情報で作戦を実行すれば、民間人が巻き込まれるリスクが増大します」
https://www.news-postseven.com/archives/20210909_1689267.html米中央軍、アフガンでの無人機攻撃を誤爆と認める
【ワシントン=黒瀬悦成】米中央軍のマッケンジー司令官は17日の記者会見で、アフガニスタンのカブールで8月29日に行った米軍無人機によるミサイル攻撃が標的を誤認し、子供7人を含む民間人10人を死亡させたことを認めた。
中央軍は当初、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下の武装勢力「ホラサン州」(IS-K)による自爆攻撃を阻止するため、爆弾を搭載した乗用車に攻撃を加えたと発表していた。
だが、無人機攻撃による死者の中にIS-Kの戦闘員はおらず、マッケンジー氏は誤爆について、「悲劇的なミスだ。責任は全て私にある」と述べた。
この無人機攻撃は、アフガン駐留米軍の撤収と、米民間人やアフガン人協力者の退避作戦の完了直前に実施された。地上で米軍による目標の確認が行われない中で実施され、複数の米メディアが誤爆だった可能性があると伝えていた。
バイデン政権は駐留米軍の完全撤収後のテロ対策に関し、アフガン国外を意味する「水平線の向こう」から、無人機攻撃などを駆使してIS-Kなどに対抗していくと表明してきた。
一方、今回の誤爆は現地に情報収集や監視、偵察などの要員が存在しない中での攻撃は失敗のリスクが伴うことを如実に示した。米政権がアフガンでのテロ対策のあり方について見直しを迫られるのは必至だ。
https://www.sankei.com/article/20210918-PYV2GOACCFJQXPBBZIMIG4HYEI/アフガンのロシア大使館で“自爆テロ”…「イスラム国」犯行声明
煙が立ち込めるなか、人々は騒然としています。
アフガニスタンの首都・カブールにあるロシア大使館の入り口近くで、5日に自爆テロがありました。
ロイター通信は、外交官と警備員の2人を含む6人が死亡し、少なくとも10人がけがをしたと伝えています。
容疑者は、大使館の入り口に近付いたところで、射殺されたということです。
過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000267421.html
アフガニスタン情勢 駐留アメリカ軍 撤退完了と発表
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