アフガニスタンという他山の石

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    • 1名無し2021/08/25(Wed) 02:48:14ID:Q2NTE5MDA(1/3)NG報告

      中央日報の社説から抜粋。
      《2021年のアフガニスタンは1975年のベトナムと瓜二つだ。20年間、数多くの若者の血の汗と莫大なドルを注ぎ込んでも目標を達成することができず、米国が手を引くや敢えなくカブールが陥落する過程から決死の脱出劇が起きる結末まですべてがそっくりだった。
       同族争いの惨禍を体験したわれわれにとってもデジャビュのようだ。すしづめのような輸送機の内部は興南撤収を思い出させる。銃を持って腕章をつけたタリバン戦士が一軒一軒家を回って反逆者を探し出して即決処刑する現実は70年前の韓半島で起きたことと何も違わない。ガニ大統領の弟がタリバンに協力を誓い、一緒に取った写真が昨日の朝刊に載った。彼が「シャイタリバン」だったことをカミングアウトしたのか、変化した世の中にいちはやく適応したのか、命の脅威の前に屈服したのか、その内幕は知り得ないが、兄弟が互いに殺し殺されるような敵として2つに引き裂かれたことはわれわれが70年前に体験したことそのままだ。
       アフガニスタン事態を見て在韓米軍撤収を想定し、韓半島の悲劇を予想するのは行き過ぎた飛躍であり過度に恐怖を助長する恐れがある。だが、力の強い者が実戦で常に勝つわけではないこともまた然りだ。米国の国力と比較すると、言葉どおり一握りにもならないタリバンが20年臥薪嘗胆の末に米国を撤収させた現実がこれを立証している。
       核を持っている北朝鮮は、米国が望もうが望むまいが韓半島から手を切る以外にない状況を作ろうとする。実際、そのような日がくれば自分たちが韓半島の主人になれると固く信じているためだろう。他山の石を見ることができなければ誰もが悲劇の主人公になることができる。それがアフガニスタン事態が与える教訓だ。》
      https://japanese.joins.com/JArticle/282220/

      「興南撤収」とは、鴨緑江まで進んだアメリカ軍が、中国義勇軍に敗れた後の撤退作戦のこと。アメリカ軍とともに、共産主義を嫌う1万4000人の北朝鮮区域の住民が韓国に逃げてきたが、その中には文在寅一家もいた。
      70年前の朝鮮半島で起きた事件とは、朝鮮戦争中に、共産主義の疑いありとした者と、その家族を大量処刑した保導連盟事件のこと。

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