【ベルリン聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の「バーチャル版」が、在独韓国人2世のカン・ホジンさんらによって開発された。カンさんは14日(現地時間)、聯合ニュースのインタビューで「平和の象徴であるバーチャル少女像が世界100万カ所に置かれるのが夢」だと語った。
カンさんが開発したバーチャル少女像(https://uagallery.de/webari2)は、スマートフォンでQRコードを読み込むかURLにアクセスし、カメラを使って世界のどこにでも置くことができる。
バーチャル少女像を置いた風景を写真に収め、サイト内の「ギャラリー」に投稿してもらい、これを集めて新たな作品をつくるという。ハッシュタグ「#PLACEFORPEACE」も活用していく計画だ。
バーチャル少女像は、ベルリンの平和の少女像「ARI(アリ)」の仮想の姉妹との位置付けで「WEB ARI」と呼ばれる。現在公開しているのはバージョン2で、今後もアップグレードしていく予定だ。
カンさんは「日本政府が(旧)日本軍による慰安婦被害を認めないのは非常に幼稚なこと」だと語る。ドイツの学校では、歴史の授業でナチスがどんな過ちを犯したのか、誰が被害を受けたのかを毎年学ぶとし、「そんな風に認めてこそ、政府も文化も発展できるのではないか」と指摘した。バーチャル少女像を世界各地に置くことで慰安婦被害が忘れられないようにしたいと、言葉に力を込めた。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210816000900882?input=feed_smartnews
在独韓国人が「バーチャル少女像」開発 日本の設置妨害に対抗
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