19世紀後半に日本で起こった近代化への一連の改革を「明治維新」といいます。改革の始まりの時期と終わりの時期については諸説ありますが、一般的には1853年のペリー来航を発端とし、明治政府による近代国民国家の基礎ができあがるまでを指しています。
浦賀沖にペリーがやって来た際、江戸幕府は絶賛鎖国中でした。外国との貿易や文化の流入を制限していたにも関わらず、開国を求めるアメリカに屈し、「日米和親条約」を締結してしまいます。さらにイギリスやロシアとも不平等条約を結ぶことになり、当時の武士や民衆たちの間には不満が蔓延。倒幕思想が強まっていきました。
そんななか、天皇を中心とした政府の成立を目指す薩摩藩と長州藩が同盟を結び、1868年に新政府軍(倒幕軍)と旧幕府軍が争う「戊辰戦争」が勃発。約260年間続いた江戸幕府が滅亡し、日本は新しい明治時代へと進んでいきました。
日本 明治維新とは?
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